


アミン・アッバス
ドバイ:日本のゲームキャラクター、ソニック・ザ・ヘッジホッグの映画の続編が4月19日、UAEでプレミア上映され、このSEGAの青いマスコットのファンが集まった。
1991年に発売された『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』第1作目は、任天堂のマスコットキャラクター、マリオに対抗して、SEGAが「アレックスキッド」に代わる新しいマスコットキャラクターを求めたことから開発された。その成功により、SEGAは1990年代初頭の16ビット時代における主要なゲーム会社のひとつとなった。
『ソニック・ザ・ムービー/ソニックVSナックルズ』(原題:Sonic the Hedgehog 2)は、2020年に公開されたオリジナル映画の続編である。セガサミーグループとオリジナル・フィルムが制作、パラマウント・ピクチャーズが世界的に配給する。本作では、ドクター・ロボットニック役の名優ジム・キャリー、トム・ウォシャウスキー役のジェームズ・マースデン、マディー・ウォシャウスキー役のティカ・サンプターが続投、ソニックのベン・シュワルツ、テイルスのコリーン・オショーネシーの才能あふれる声が復活し、ナックルズ役としてイドリス・エルバが参加する。
プレミア会場には、セガの青いキャラクター映画の続編を大きなスクリーンで見ようと、多くのファンが詰めかけた。
多くのファンの一人であるファハド・デュラニ氏はこう語っている。「ゲームを題材にした映画の多くが興行的に不評な中、このオリジナルの映画は大きな成功を収めました。続編には本当に期待しています」
「子供の頃は、ソニックのゲームで遊び、キャラクターと共に成長しました。今、大きなスクリーンでソニックの続編を見るのはとてもエキサイティングです。特に、ドクター・ロボットニック役のはまり役、ジム・キャリーの続投とナックルズ役のイドリス・エルバの参加は素晴らしい」
また、映画監督のファイサル・ハシュミ氏は、本作の感想をFacebookで次のように語っている。「多くの人が知っているように、これまで、ゲームの映画化は本当にひどいもので、興行的にも失敗していました。2020年にソニック・ザ・ヘッジホッグの第1作目が公開されたときは誰もが驚き、世界中の興行においても大成功を収めました」
「私は、ドクター・ロボットニック役のジム・キャリーの素晴らしい演技と、キャラクターに込められた大きなエネルギーが大好きです。彼が再び素晴らしい役を演じるのを見るために、続編が本当に楽しみでした。そして、ナックルズの声を担当するイドリス・エルバは映画にとってより刺激的な要素でした」
パラマウント・ピクチャーズは、2021年2月にSEGAの有名な青いマスコット映画の続編を正式に発表しした。ジェフ・ファウラーを再び監督として迎え入れるとともに、パット・ケイシーとジョシュ・ミラーが脚本家として復帰することを伝えた。新作のプロデューサーにはニール・H・モリッツ、トビー・アッシャー、中原徹が、エグゼクティブプロデューサーには里見治、里見治紀、ティム・ミラーがクレジットされている。
昨年の『ソニック・ザ・ムービー』が全世界で3億1900万ドル以上の興行収入を記録し、2020年に公開された映画作品の中で最大級の作品となったことから、スタジオは続編の制作を決定した。
パラマウント・ピクチャーズは昨年2月『ソニック・ザ・ムービー』第3弾と、『ソニック』フランチャイズ初の実写シリーズの制作をすでに開始していることを発表している。この実写シリーズは、パラマウント・ピクチャーズのストリーミングサービス「Paramount+(パラマウントプラス)」で2023年に配信が開始され、イドリス・エルバが再演するキャラクター「ナックルズ」を中心に描かれる予定だ。
映画『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』は、現在、湾岸地域の映画館で公開中。