
アラブニュース
ドバイ:第75回カンヌ国際映画祭で、モデルから女優まで最も輝かしいスターたちをレッドカーペットでアラブ人デザイナーのドレスをまとい、ショーを飾っている。紅海国際映画祭が主催する「ウーマン・イン・シネマ」イベントでも同様だ。
毎年恒例のこのフランスの映画祭の期間中にホテル・ドゥ・キャップ・エデン・ロックで開かれたイベントに、今週末21日土曜日、アレッサンドラ・アンブロジオが非常に魅力的な姿で現れた。ブラジルのスーパーモデルである彼女は、オーガンザのブーゲンビリアで飾られ、シルバーの装飾が施されたストラップが付いた、信じられないほど美しいヌードカラーの裾の長いドレスで黒いカーペットを歩いた。このドレスは、レバノンの先駆的なファッションデザイナーであるエリー・サアブが手掛けたものである。
花をあしらったこの作品は、サアブが1月にパリで2年ぶりのフィジカルショーで披露した、最新の2022年春のクチュールコレクションからの一作だ。
そこで見せた55ルックは地中海への賛歌であり、羽、ラインストーン、ビーズ、スパンコールで飾られたタフタやチュールなどの贅沢な生地のフルスカートシルエットが特徴であった。
元ヴィクトリア・シークレットのエンジェルは、輝くダイヤモンドのイヤリングとリングだけという最小限のジュエリーでファッション性を高めた。
英国のスーパーモデル、ナオミ・キャンベルも紅海国際映画祭の最高経営責任者(CEO)であるモハメド・アル・トゥルキ氏が主催したこのイベントに出席した。キャンベルは、ヴァレンティノの2022年秋冬コレクションからホットピンクのドレスを選んだ。
カンヌ国際映画祭が2020年にキャンセルされ、2021年に厳格なプロトコルのもとに開催された後、先週のオープニングセレモニーに、レッドカーペットがその魅力全開で戻ってきた。
中東のデザイナーによる衝撃的な作品を身に着けたAリストのスターがクロワゼット通りに降り立つように、アラブのクチュリエはレッドカーペットにその足跡を残している。
印象的だったのは、米国の女優ラーセン・トンプソンが「トライアングル・オブ・サドネス(Triangle of Sadness)」のレッドカーペットプレミアに、サウジアラビアのブランドであるアーシ・ステューディオのエレガントな黒いドレスを着て登場したことだ。そのオフショルダーの作品は、非対称の裾と全面の小さなスリットを見せつけていた。彼女はそれに合う黒いパンプスと繊細なジュエリーを合わせていた。
映画祭で輝いているのはアラブのデザイナーだけではない。サウジアラビアの女優ファティマ・アル・バナウィ、レバノンのテレビ司会者Diala Makki、レバノンのリアリティテレビスター、アリス・アブデルアジズなど、アラブ地域のクリエイティブな人たちが、見事なルックスでフランスのリビエラで再び注目を集めた。