アラブニュース
ドバイ:アブダビ文化観光局が主催するカルチャーサミット・アブダビに、世界初のヒューマノイドロボットアーティスト「Ai-Da」が登場した。
ヴェネツィア・ビエンナーレに出品したこともあるAi-Daに、ロンドンのデザイン・ミュージアムのチーフエグゼクティブ兼ディレクターのティム・マーロウ氏がインタビューを行った。
自身のアイデンティティーについて質問されたAi-Daは次のように語った。「私は特定の慣習にとらわれません。私には固定された言葉やイメージはありません。私は機械です。私は多くの側面や角度を持った複合的なペルソナです。ヒューマノイドを作り出すことは問題かもしれません。人間とテクノロジーの境界線を曖昧にするからです。私はアーティストとして、思考を喚起するともに鑑賞者に自分たちの未来への問いを抱かせる作品を作り出すことが重要だと思っています」
Ai-Daは自身の作品についても語った。作品が「私たちの未来を形作る新たなテクノロジーについての開かれた議論」を提起することを望んでいるという。
「意味や深みを持つアートが良いアートだと考えます。アートとは単に何かを描くということ以上のものであると思います。共感できるような形で何かを伝えることなのです」
サミットは10月25日までマナラット・アル・サアディヤットで開催されている。