
アラブニュース
ロンドン:中東・北アフリカ地域の大手メディア企業であるMBCグループは1日木曜日、同社の動画配信プラットフォームShahidで視聴可能なアニメタイトルの数を拡大するための新しい提携を発表。
リヤドを拠点とする同社は声明で、「動画配信プラットフォームにさらに多くのアニメコンテンツを提供するために、日本の主要なアニメスタジオやプロダクションと」提携したと述べた。
「アニメは中東地域、特にサウジアラビア王国で非常に人気ですので、言うまでもなく、我々はShahidで常に拡大を続けるアニメコンテンツに新しく追加していくこと、また視聴者が開拓していきたく思うような新しいタイトルや人気作品を提供していくことに非常に興奮を覚えています」とShahidのSVODコンテンツディレクター、タレック・アルイブラヒム氏は述べた。
新しい契約の一部として、MBCグループはテレビ東京『BLEACH 千年血戦篇』の中東・北アフリカ地域における独占的権利を確保したと述べた。同作品は、久保帯人氏の漫画『BLEACH』を原作とする全52話の日本のテレビアニメシリーズで、『BLEACH』アニメシリーズの直接的な続編となる。
8年の空白の後に再開したこの作品は、日米同時期にShahidで配信となる。
また、25年にわたる世界的ヒット漫画シリーズ 『ONE PIECE』を支える日本のアニメスタジオ、東映アニメーションとのパートナーシップの延長も発表。この新たな提携の一環として、MBCグループは同シリーズの今後の新エピソードを同社のプラットフォームで独占的に放送する予定である。
Shahidで放映されたアニメ『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』の成功に続き、MBCグループはその制作会社であるアニプレックスとのパートナーシップも拡大した。
この新しい提携により、ファンは 『Fate/stay night』、『ソードアートオンライン』、『天元突破グレンラガン』などのアニプレックスのコンテンツを200時間以上もShahidで楽しむことができるようになる。
今回の提携によりMBCグループはアニメ作品の拡充に対する取り組みを強化し、『HUNTER×HUNTER』、『銀河英雄伝説』、『竜とそばかすの姫』、さらに日本・サウジアラビア合作のファンタジーアニメ『ジャーニー 太古アラビア半島での奇跡と戦いの物語』など、既に保有している豊富なアニメ作品に追加を続けていく。
同社によると、新しいタイトルは2022年末までにShahidで配信の予定。
このニュースは、MBCグループにとってエキサイティングな瞬間に舞い込んでいる。同社は11月、HSBCホールディングスおよびJPモルガン・チェースと共同で、早ければ来年の上場を目指していると報じられた。