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日本のアニメ業界でトップクラスとして活躍するフリーランスアニメーター

Beast氏はこれまでに40本近くのアニメ作品に携わってきた。(提供)
Beast氏はこれまでに40本近くのアニメ作品に携わってきた。(提供)
Beast氏はこれまでに40本近くのアニメ作品に携わってきた。(提供)
Beast氏はこれまでに40本近くのアニメ作品に携わってきた。(提供)
Beast氏はこれまでに40本近くのアニメ作品に携わってきた。(提供)
Beast氏はこれまでに40本近くのアニメ作品に携わってきた。(提供)
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24 Mar 2022 09:03:01 GMT9
24 Mar 2022 09:03:01 GMT9

アミン・アッバス

フリーランスのアニメーターとしてリモートで日本有数の大手スタジオとも仕事をしてきたBeast氏は、これまでに40本近くのアニメ作品に携わってきた。

アニメーターとしてどのようにキャリアを築いてきたのかについて、Beast氏は次のように語る。「アニメーションに関わり始めたのは、大学生だった2014年でした。プロとして多少仕事をするようになったのが2017年頃で、アニメの仕事をするようになったのは約2年前からです」

Beast氏は大学の課題の一環として地元ミュージシャンのミュージックビデオを共同監督し、地元の長編アニメのアニメーション監督としてアニメーションの仕事で初めての報酬を得た。その後フリーランスとして活動し、『ブラッククローバー』の第145話で初めてアニメの仕事に携わる。

「アニメーションが映画の一形式として理解されていること、世界中の何百人という人々が協力しなければ作り上げることができない複雑なアートであることが、自分にとっては魅力的です。また、何もないところからひとつのシーンを生み出すという技術的な部分にも毎回驚かされます。アニメには独自の時間と空間があり、ある意味でとても詩的です。学ぶことは尽きません」。アラブニュース・ジャパンに対してBeast氏はそう語った。

作品に取り組んできた中での課題についてBeast氏は、スキルの向上と時間管理が特に難しかったと話すが、今ではより多くのタスクを委託する方法についての理解が深まったという。

Beast氏は日本のアニメーションについて次のように語る。「日本のアニメーションは美意識を非常に重視し、キャラクターをカッコよく、可愛く見せようとします。また、シネマトグラフィーも大胆で、アクションシークエンスは言うまでもなく、カメラの動きや角度、トランジションなどに関してもクリエイティブです」

今後の作品についてBeast氏は、「アクションアニメーションに関して自らのステップアップが必要な」いくつかの面白い作品に取り組んでおり、あるスタジオの作画監督としても仕事を始めたという。

アニメーションアーティストになりたい人、日本のアニメーション作品で仕事をしたい人に向けて、Beast氏は次のようなアドバイスを送る。「アニメーションやドローイングの基本中の基本をしっかり学び(すべてが派手なアクションシーンというわけではありません)、多くの仕事をこなせるよう準備し、新たな課題に直面するごとに自分を高めていってください」

アラブニュース・ジャパンの独占インタビューでBeast氏は、特に記憶に残っているアニメとして、『聖闘士星矢』、『ドラゴンボール』、『となりのトトロ』を挙げた。また、庵野秀明監督作品、『HELLSING』、『ローゼンメイデン』、『刃牙』、富沢ひとし氏の作品などがお気に入りだという。

日本への訪問についてBeast氏は、「まだ行ったことがないんです!今年は夏のオリンピックの開会式に参加する計画を立てていましたが、新型コロナウイルスのパンデミックで計画が潰れてしまいました。近いうちに行けることを願っています。東京や、素敵なビーチに行ってみたいです。何人か友人もいるので、彼らにも会いたいです」と語った。

Beast氏は日本文化の様々な側面を高く評価しており、人々の礼儀正しさや責任感の強さを見習っていきたいという。

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