







アミン・アッバス
ドバイ:1月19日から20日にかけて、豊洲市場の協力を得てMCOグループ・ドバイが「ジャパンプレミアムフード」イベントを開催した。
「豊洲市場から世界へ」をテーマに、水産物、果物、野菜を扱う豊洲市場最大の卸売業者らとコラボレーションしたMCOグループ・ドバイの同イベントは、日本のプレミアム食品を中東に広めることを目指している。
近年、世界最大の魚市場となった豊洲市場は、高品質でユニークな商品の品揃えと、高度かつ厳しい物流および設備で広く知られている。東京で最も本格的で独特な観光名所の1つになったこの市場には、連結した3つの建物がある。2つは水産物の卸売棟、もう1つは果物と野菜の卸売棟だ。
このイベントの目玉の1つは、4代目鮨職人であり、SUSHIアンバサダーとして活躍し、フグ調理師免許を持つ日本人料理人の手塚良則(Yoshi)氏の参加だった。
手塚氏は、江戸時代から続く最古の握り鮨を受け継いできた、鮨職人家系の4代目にあたる。彼の「松乃鮨」は、東京で最も古く、最も権威のある鮨店の1つである。
手塚氏は、慶應義塾大学を卒業してスタンフォード大学で夏を過ごした後、世界各地のさまざまなイベントで鮨文化の講演を行ってきた。講演実績には、2015年ミラノ国際博覧会ジャパンデー、2016年トリノ・スローフード国際会議などがある。また、慶應義塾大学、上智大学など国内のさまざまな大学で、そしてキッコーマンでも、特別ワークショップを定期的に開催している。手塚氏は築地へのプライベートツアーを実施しており、世界中の王族、要人、富裕層や著名人へ鮨を提供するための招待にも応じている。
MCOグループ・ドバイのマイケル・デル・ロザリオCEOはアラブニュース・ジャパンに対し、日本とドバイの提携パートナーの支援により、ジャパンプレミアムフードイベントを成功させることができたと述べた。
「主要課題の1つは、食品の品質と安全性に影響を及ぼすことなく、日本からドバイへ新鮮なプレミアム食品を持ち込む/輸出することでした」とCEOは説明した。
ロザリオCEOは、イベント来場者からのフィードバックは「非常に肯定的で圧倒されました」と述べた。
「さまざまな日本料理店のシェフや多数のVIPゲストをお招きしました。日本のプレミアムフードについて、多くのゲストに気づきと発見を深めてもらいましたが、特に、手塚氏が豊洲市場からの魚と野菜を使い、すべてのゲストとシェフのために鮨を握って傑作を披露してくれた場面は印象的でした」と、彼はアラブニュース・ジャパンに語った。
ロザリオCEOは、同団体は半年ごとのジャパンプレミアムフードイベント開催を目指していると述べた。
「近い将来、手塚氏を招いて、本格的な日本の鮨文化についての講義やワークショップを開催したいとも考えています」と彼は付け加えた。
MCOグループは、ドバイと日本を拠点として日本の製品や技術に焦点を当て、支援し、中東や世界へのプロモーションを図る団体である。