
アラブニュース
リヤド:世界最高賞金レースであるサウジカップの主催者がドキュメンタリー「Japanese Domination(日本勢の席巻)」を公開した。2022年のレースで驚異的な4勝を上げた日本勢の活躍を振り返るこの動画には、優勝調教師4人と騎手が登場している。
優勝騎手のクリストフ・ルメール氏は、あの夜のキング・アブドルアジーズ競馬場での出来事を「夢」と呼び、「信じられないことが起こった」と振り返っている。日本のレーシングジャーナリストである合田直弘氏は、優勝調教師4人(矢作芳人氏、木村哲也氏、林徹氏、宮田敬介氏)に話を聞いている。
このショートフィルムは、日本勢の海外での成功の裏にある理由や、2月24~25日に開催される今年のサウジカップに出場する彼らの競争相手たちにも迫っている。
オーソリティの調教師である木村氏は、自分の馬が開幕レースの1351ターフスプリントに出場するのを見ていた時の気持ちについて語っている。「レース中は冷静にオーソリティを見ていたと思います。しかし、レースの最後には心をコントロールできなくなり、抑えていた感情が溢れ出してしまいました」
ジャーナリストで解説者の合田氏は、最近の日本勢の国際舞台における活躍の裏にある理由にも迫っている。矢作氏は次のようにコメントしている。「日本では馬券の売上が高い分、馬主の競馬に対する投資が盛んなため、馬の血統が進歩しています」
7分間のこの動画は最後に、今年のサウジカップでの日本勢の勝機を探っている。木村氏は、「今年のサウジカップナイトに参加する日本の馬は去年以上のレベル」と見ている。矢作氏は、「4レース全てで勝ちたいと思っています」と語っている。