• パレスチナ系アメリカ人のヤセル・オマール・シャーヒーン氏が、美しいメロディーの歌声と異彩を放つ朗読で観客を魅了した

アラブニュース

リヤド：ハリウッドの映画やテレビの脚本家であるパレスチナ系アメリカ人のヤセル・オマール・シャーヒーン氏が、国際的なコーラン暗唱とアザーンのコンテストの直近の回に出場した。

シャーヒーン氏は、その美しいメロディーの声と独特のコーランの朗読で観客を楽しませた。

サウジアラビア娯楽庁（GEA）が監修し、MBC1テレビとシャヒードのデジタルプラットフォームで放送されるテレビ番組「Otr Elkalam」は、賞金総額1,200万サウジアラビア・リヤル（約320万ドル）となっている。

シャーヒーン氏は次のように語った。「私の人生は、聖典コーランの暗記・朗読と、ハリウッドでの脚本執筆の融合であり、130本以上の番組制作を監督し、14本のドキュメンタリーを制作し、アラブ・イスラム諸国のテレビチャンネルでいくつかの番組に寄与してきました」

テキサス州ダラスのモスクで、ムスリムの子どもたちにコーランの詩やイントネーションのルールを教えるのが趣味だ。また、カリフォルニア州のサンノゼ州立大学で教員を務めている。

いくつかのコンテストの結果、同氏は「Otr Elkalam」に参加し、その第1回放送では世界中から32名の出場者が参加した。

また、この放送では昨年のコーラン暗唱コンテストとアダーンコンテストの優勝者であるモロッコのユネス・ガルビ氏とトルコのムフスィン・カラ氏にも焦点を当てた。

「Otr Elkalam」コンテストは、イスラム世界の豊かな文化の多様性と、コーランの朗読や祈りの呼びかけ（アザーン）を唱える発声の方法を見どころとしたものだ。

165カ国から集まった5万人以上の応募者の中から、リヤドで開催される最終選考に進む50名が選ばれた。

その後、主審による選考を経て、各コンテスト16名ずつ、計32名の出場者が決定した。