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日本からサウジアラビアへ:イスラム教徒の学生がジェッダでラマダンを体験

今年で行ったジェッダのアルバラドのラマダンマーケットのシノザキ氏の写真。(付属)
今年で行ったジェッダのアルバラドのラマダンマーケットのシノザキ氏の写真。(付属)
今年はジェッダの友人たちと一緒にアルバラドへ行き大衆的な遊びや文化や街をとても楽しめたシノザキ・ユキ氏の様子。(付属)
今年はジェッダの友人たちと一緒にアルバラドへ行き大衆的な遊びや文化や街をとても楽しめたシノザキ・ユキ氏の様子。(付属)
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11 Apr 2023 09:04:44 GMT9
11 Apr 2023 09:04:44 GMT9

アルザラ二 マラク

ラマダンはヒジュラ歴の第9月の事で、イスラム教徒の五行の一つである。日の出から日没にかけてイスラム教徒は断食「サウム」するが、飲食を摂取しない事で知られている。

確かに、日の出から日没にかけて飲食を控える事は取り決めの一部だが、従って、それは氷山の一角に過ぎない。ラマダンは、今の自分よりも良い人間になるように挑戦する事も重要である。

例えば、飲食を断食するだけでなく、悪口、嘘、揉め事,欲望,性行為もそれに含まれる。自己規律、自己浄化、精神性の向上の月である。つまり、断食とは,単に飲食を断つという意味だけではないのだ。

イスラム教徒は、2010年時点で16億人の信徒があると推定されていて、キリスト教に次いで世界で2番目に多くの信者を持つ宗教である。ラマダンには、困窮している人々に寄付をしたり、貧しい人々に食事を提供したりする事が奨励されている。

そして、日本のお正月のように、家族で集まり、食事を食べながらテレビのバラエティー番組を見る事が多い。例えば、サウジアラビアでは、ラマダン限定のドラマを見たり、イスラム文化について深く知ると言う番組を見たりする。面白いシットコムテレビドラマも見る。

ジェッダに滞在しているイスラム教徒の日本人の留学生シノザキ・ユキ氏にラマダンの経験についてを聞いた。シノザキ・ユキ氏は2020年にサウジアラビアに留学をする事になり、ジェッダにあるキングアブドゥルアズィーズの地理学部の大学院生である。

去年のラマダンにシノザキ・ユキ氏は友人と一緒に旅行に行く事ができたが、今年のラマダンは、勉強が多いため、ほとんど家で一人ラマダンを過ごしているそうだ。

「サウジアラビアでラマダン月に初めて断食をした際に、一番大変だった事は、2020年の留学し始めた時です。新型コロナウイルスの影響で、大学の勉強は遠隔授業でした。ノートパソコンの電波が悪かったため、助けてくれる人は居たものの、本当に一人の気分でした。」とシノザキ・ユキ氏は語った。

「ラマダン中はいつもデーツとサンブーサを食べます。」とシノザキ・ユキ氏は言った。去年、ジェッダにあるFUJI Restaurantで勤めている友人と旅行した時にAl-HofufやHafar al-Batinに住むサウジアラビア人の友人に誘われていて、伝統的な手料理も食べた経験がある。

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