エルサレム:2月17日、数千人のイスラエル国民が反政府デモのためにテルアビブに集まったが、ベンヤミン・ネタニヤフ首相は早期の選挙実施を否定した。
ガザでの壊滅的な戦争の引き金となった、ハマスによる昨年10月7日の攻撃以来、ネタニヤフ氏の支持率は世論調査で急落している。
2023年の大半に国内を揺るがした反政府デモは、戦争中はほぼ沈静化していた。だが、17日夜に選挙実施を求めるデモ隊がテルアビブの通りに再び集まった。今のところ、選挙は2026年まで実施の予定はない。
地元メディアによれば、参加した群衆は昨年の大規模な抗議デモよりはるかに少なく、数千人だったという。
「私は政府に言いたい、あなた方には時間があった、台無しにできるものはすべて台無しにした。今こそ国民が、あなた方がしてきたすべてのこと、すべての悪事を正す時だ」と、頭にイスラエル国旗を巻いたデモ参加者は言った。
ネタニヤフ首相は記者会見で、自身が率いる与党リクード党内でガザ戦争が終結したらただちに早期の選挙を実施すべきだという声が上がっていることについて尋ねられた。
「今最も必要ないのは選挙および選挙に対処することだ。選挙は我々を即座に分断する。今必要なのは団結だ」とネタニヤフ氏は答えた。
ロイター