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是枝作品に拍手喝采=「怪物」上映―カンヌ映画祭

観客の女性は取材に「少年たちの複雑な気持ちが繊細に描かれていて、心を打たれた」と話した。(AFP)
観客の女性は取材に「少年たちの複雑な気持ちが繊細に描かれていて、心を打たれた」と話した。(AFP)
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18 May 2023 04:05:35 GMT9
18 May 2023 04:05:35 GMT9

カンヌ(仏)時事:フランスで開かれている第76回カンヌ国際映画祭で、最高賞のパルムドールを競うコンペティション部門に選出された是枝裕和監督の「怪物」が17日夜(日本時間18日未明)、公式上映された。立ち上がった観客から拍手喝采を浴びた是枝監督はこれに応えてあいさつし、「とてもいい上映になった。来られなかったチームのみんなに報告したい」と喜びを語った。

「怪物」は、小学校で起きた少年同士のトラブルから起きた波紋を、子どもと親、教師それぞれの視点から描く。観客の女性は取材に「少年たちの複雑な気持ちが繊細に描かれていて、心を打たれた」と話した。

終演後、是枝監督は記者団の取材に応じ、「見てくれた人たちの顔がとても輝いていた」と振り返った。母親役で出演した安藤サクラさんは「地響きのような拍手で圧倒された」と感激。教師役の永山瑛太さんは「今まで俳優をやってこれて良かったなと心から感じた」としみじみ語った。 

今年のコンペ部門には21作品がノミネート。授賞式は27日に開かれる。是枝監督は2018年、「万引き家族」でパルムドールを受賞。22年の韓国映画「ベイビー・ブローカー」に続く2年連続の出品となった。

時事通信

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