
ドバイ:2025年に日本で開催予定の権威ある「あいちトリエンナーレ」は、その第6回の芸術監督にシャルジャ・ビエンナーレの創設者であるシェイカ・フール・アル・カシミ氏を任命した。
アル・カシミ氏は、3年ごとに開催される同トリエンナーレを率いる初の外国人となる。彼女は、「キュレーターとしての実績および世界的な人脈」を理由に抜擢された。
アル・カシミ氏は2009年にシャルジャ美術財団を設立し、現在は同財団の理事長兼ディレクターを務めている。彼女は、第2回ラホール・ビエンナーレ(2020年)や第56回ヴェネツィア・ビエンナーレ(2015年)のアラブ首長国連邦パビリオンなど、そのキャリアを通じて国際的なビエンナーレをキュレートし、幅広い経験を積んでいる。
2003年には第6回シャルジャ・ビエンナーレの共同キュレーションを手がけ、以来同イベントのディレクターを務めている。
アル・カシミ氏は2017年から国際ビエンナーレ協会の会長に就任しており、アフリカ研究所の会長でもある。またこれまでに、ニューヨークのMoMA PS1や北京のユーレンス現代芸術センターの理事なども歴任している。