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アブダビ音楽芸術財団（Abu Dhabi Music & Arts Foundation）は、シェイカ・シャムサ・ビント・ハムダン・ビン・ムハンマド・アル・ナヒヤーン殿下の後援のもと開催されるアブダビ・フェスティバル2024のプログラムを発表した。

同フェスティバルはまた、外務大臣でアブダビ・フェスティバルの創設名誉後援者でもあるアブダッラー・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン殿下の名誉後援も受けている。

今回で21回目を迎える同フェスティバルは、「The Will for Hope（希望への意志）」をテーマに、卓越した芸術性と文化の多様性を讃える。

クラシック・バレエ、ジャズ、オペラ、伝統的なアラブ音楽など、華やかなラインアップで、同フェスティバルは地元と世界の観客をまちがいなく魅了するだろう。

中華人民共和国とアラブ首長国連邦の外交関係樹立40周年を記念して、中国が今回のアブダビ・フェスティバルの主賓国となっている。

2024年、同フェスティバルのテーマは、困難な時代に希望と楽観主義を育むことに焦点を当てる。これは、芸術と文化の影響力を反映したものであり、暗闇や否定的な状況を打破する道標としての役割を果たす。

2024年のアブダビ・フェスティバルの収益の一部は、赤新月社による「タラフム・フォー・ガザ（Tarahum for Gaza）」キャンペーンに寄付される。この寄付は、パレスチナの人々の苦しみを和らげ、ガザの被災者を支援するためのアラブ首長国連邦の公式な取り組みと一致する。

アラブ首長国連邦外務大臣であり、アブダビ・フェスティバルの創設名誉後援者でもあるアブダッラー・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン殿下は、次のように述べた。「アブダビ・フェスティバルは、アブダビのビジョンを体現し、アラブ首長国連邦の文化を世界的なものに向上させるというコミットメントを再確認しながら、持続可能な文化的進歩の第3の10年に向けて乗り出します。アブダビの舞台で一流のクリエーターやパフォーマーを紹介することで、同フェスティバルは、希望を育み、共存、平和、友愛の価値を広め、寛容で開放的なアラブ首長国連邦のメッセージを世界に発信する文化芸術の意義を強調します」

「中華人民共和国を主賓国として迎える今回の特別なフェスティバルは、東洋と西洋の多様な伝統を反映し、文化的な輝きに満ちたものとなるでしょう。これは、文化的外交、人的交流、対話の活性化という極めて重要な役割を反映するものです」と殿下は続けた。

「第21回アブダビ・フェスティバルは、アラブ首長国連邦の52回目の建国記念日とCOP28の主催に続いて開催され、環境意識をアラブ首長国連邦と世界に広めるというフェスティバルの役割をアピールします。同フェスティバルは、国内の天然資源と未来の世代のために、環境保全と気候変動対策の大使としての役割を果たす機関や刺激的なクリエーターたちによる集団的な努力を象徴しています」

「同フェスティバルは、今日までに達成された重要な節目に誇りを持ち、リーダーシップと卓越性の探求を続け、知識、文化、創造性の道標としての我が国の世界的地位を高めていくことを楽しみにしています」と殿下は締めくくった。

シェイク・サレーム・ビン・ハーリド・アル・カシミ文化大臣 は次のように述べた。「このフェスティバルとその主催者との生産的な協力関係を通じて、世界的に共鳴するコンセプトに触発された文化省のビジョンと戦略を達成することを目指しています。アラブ首長国連邦の文化・芸術・遺産機関とのパートナーシップを通じて、地域の文化的景観を豊かにし、様々な分野のクリエイターや才能ある人々を支援し、文化間の対話を深めることに努めています。この戦略により、アラブ首長国連邦の栄えある多様な文化シーンを反映した効果的なプロジェクトや体験を、地元、地域、そして世界レベルで提供することができます」

「このようなイベントの開催は、アラブ首長国連邦が行っている文化的な取り組みに間違いなく貢献しており、文化的外交の概念や、世界中の多様なコミュニティとの対話の言葉を強化しています。我々は、創造性は人間同士の交流の架け橋となるものであり、あらゆる形態の芸術が他国との距離を縮める力を持っていると固く信じています。アラブや首長国連邦の文化や芸術の独自性を紹介し、文化的な成果を世界と共有する上で、これは特に重要なことです」と同大臣は締めくくった。

アブダビ音楽芸術財団の創設者であり、アブダビ・フェスティバルの創設者兼芸術監督であるフダ・イブラヒム・アル・カミス閣下は国の賢明な指導者に感謝の意を表し、主導するアブダビ皇太子でアラブ首長国連邦軍副最高司令官であるムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン殿下の揺るぎない支援と、文化の伝播、国のクリエイティブ分野の強化、世界的な文化の中心地かつ創造性と革新のための肥沃な場所としての地位の強化に向けた鋭敏な指導に対する感謝の意を表した。

「アブダビ・フェスティバルの名誉創設者であるアブダッラー・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン殿下（外務大臣）のインスピレーション溢れるご支援と、シェイカ・シャムサ・ビント・ハムダン・アル・ナヒヤーン殿下のご後援のもと、アブダビ・フェスティバルは第3の10年を迎えます。本日、我々は『The Will for Hope（希望への意志）』をテーマとする第21回のプログラムを発表します。これは、啓蒙、共存、平和を促進する強力な力としての文化と芸術に対するエンパワーメントのメッセージを伝えるものであり、我々の地域と全人類のより良い未来のための指針となる発信機であり、光と希望の源となるものです。希望への不屈の意志によって、国々は我々の文明と共通の人間性の強化のために団結して繁栄できるのです」と閣下は述べた。

2024年フェスティバルの主賓国として中華人民共和国を迎えることをアピールした同閣下は、古代のシルクロードを通じてアラブ首長国連邦と中国を結ぶ歴史的な絆を強調し、世界的な名作、独占委嘱作品、共同制作作品を上演するというフェスティバルのコミットメントを改めて繰り返した。プログラムには、アラブ世界で初めてとなる中国国立バレエ団による革新的なパフォーマンス「春節（Chinese New Year）」も含まれ、チャイコフスキーの有名なバレエ『くるみ割り人形』の世界が披露される。フェスティバルは中国国家交響楽団のめくるめくパフォーマンスで幕を下ろす。

「アラブ首長国連邦の取り組みおよび外務省と提携し、アラブ首長国連邦赤新月社と協力し、『タラフム・フォー・ガザ』キャンペーンを実施します。アブダビ・フェスティバルのチケット収益の一部をこのキャンペーンに充て、パレスチナの人々を支援するアラブ首長国連邦の取り組みへのコミットメントを示し、苦しみが和らぐことを願い、必需品を提供することで人道危機の深刻さを軽減することに貢献したいと思います」と同閣下は締めくくった。

駐アラブ首長国連邦の張益明中国大使は「中国は、アブダビ・フェスティバル2024の主賓国として参加できることを大変光栄に思います。2024年は中国とアラブ首長国連邦の国交樹立40周年にあたるため、フェスティバル期間中に中国の芸術団体によるいくつもの素晴らしい公演が行われる予定です。このコラボレーションは、両国の文化的結びつきの強さを示すとともに、中国の芸術と文化遺産の豊かさを世界の観客に紹介するものです。ADMAFの文化交流の促進に対するコミットメントを高く評価し、中国とアラブ首長国連邦の友好と理解の絆をさらに深めるパートナーシップの成功を期待しています」と述べた。

注目のパフォーマンス：

春節：中国国立バレエ団

アブダビ・フェスティバル、在アラブ首長国連邦中華人民共和国大使館共催

2024年1月26日と27日、エミレーツ・パレス、アラブ世界初演

フェスティバルは、チャイコフスキーの「くるみ割り人形」を再創造した中国国立バレエ団による魅惑的なパフォーマンスで開幕する。北京の寺院の縁日から魅惑的な妖精の世界への旅までが披露され、爆竹のスリリングな爆発で締めくくられる。

プッチーニ・オペラ・ガラ

ジャコモ・プッチーニ没後100周年記念

アブダビ・フェスティバル2024、在アラブ首長国連邦イタリア大使館、アブダビ・イタリア文化会館共催

2024年1月31日、エミレーツ・パレス、アラブ世界初演

ジャコモ・プッチーニの没後100年を記念して、ジャン・レイサム＝ケーニック指揮のプッチーニ祝祭管弦楽団（トッレ・デル・ラーゴ）を迎える。ソプラノのヴァレリア・セペとテノールのフランチェスコ・メリが出演し、力強く感動的な体験をオペラ愛好家に届ける。

パブロ・フェランデス　

2024年2月1日、ブルーホール（ニューヨーク大学アブダビ校アートセンター）、アラブ世界初演

「新鋭の天才チェロ奏者」と称される著名なチェリスト、パブロ・フェランデスが、バラエティに富んだプログラムを披露し、クラシック音楽を通した奥深く感動的な旅を約束する。

カマシ・ワシントン

2024年2月3日、エミレーツ・パレス、アラブ世界初演

サックス奏者でバンドリーダーであるカマシ・ワシントンが、ジャズ、ヒップホップ、R&B、クラシック音楽を融合させた先進的なアプローチでジャズの境界を再定義し、12人のミュージシャンと共にユニークで忘れられない体験を届ける。

朱蕾雅による音楽レジデンス＆リサイタル

ブリティッシュ・スクール・アル・クバイラートとの共催

2024年2月9日、ブリティッシュ・スクール・アル・クバイラート

天才ヴァイオリニスト、朱蕾雅（Leia Zhu）がアラブ首長国連邦の若手音楽家30人と1週間のレジデンシーを行い、素晴らしいリサイタルを開催する。

プリティ・イェンデ／フランチェスコ・デムーロ

2024年2月11日、レッドシアター（ニューヨーク大学アブダビ校アートセンター）、アラブ世界初演

ソプラノ歌手プリティ・イェンデとテノール歌手フランチェスコ・デムーロが、ドニゼッティ、ヴェルディ、ベッリーニ、グノーのオペラの名曲を、ヴィンチェンツォ・スカレラのピアノ伴奏で歌うプログラム。

ヤメン・サーディ

2024年2月13日、レッドシアター（ニューヨーク大学アブダビ校アートセンター）、アラブ世界初演

ウィーン国立歌劇場管弦楽団のコンサートマスター、ヤメン・サーディがヴァイオリンの究極の名演を披露する。ピアノ伴奏はジュリアン・カンタン。

ルーカス＆アルトゥール・ユッセン

2024年2月19日、レッドシアター（ニューヨーク大学アブダビ校アートセンター）、アラブ世界初演

ピアノ・デュオのルーカス＆アルトゥール・ユッセンが、モーツァルト、シューマン、ウィドマン、ドビュッシー、ラフマニノフなどのクラシック作品の息を飲むような演奏で、彼らの並外れた才能を披露する。

ローレンス・ブラウンリー

2024年2月25日、レッドシアター（ニューヨーク大学アブダビ校アートセンター）、アラブ世界初演

国際的なオペラスター、ローレンス・ブラウンリーがめくるめく作品の数々を披露し、声楽の芸術性を讃える。ファビオ・チェンタンニのピアノ伴奏で、ロッシーニからヴェルディまで、様々な名曲を歌う。

キリル・ゲルシュタイン

2024年2月27日、レッドシアター（ニューヨーク大学アブダビ校アートセンター）、アラブ世界初演

ピアニストのキリル・ゲルシュタインが、ショパン、フォーレ、プーランク、リストからシューマン、ゴドフスキーまで、様々な音楽の伝統をカバーするエネルギッシュで想像力豊かなプログラムを披露する。

シェイク・マフムード・エル・トハミー（Sheikh Mahmoud El Tohamy）

2024年3月14日、ルーヴル・アブダビ、世界初演

「エジプトの歌い手のシェイク」として知られるインシャードの巨匠、シェイク・マフムード・エル・トハミーが、エジプト、スーダン、チュニジア、マグレブの詩を取り上げた「The Carpenter’s Daughters」を世界初演する。また、アニーン・アル・アシェック（Aneen Al Asheq）の美しいパフォーマンスも披露される。

中国国家交響楽団

アブダビ・フェスティバルおよび在アラブ首長国連邦中華人民共和国大使館共催、2024年12月8日、エミレーツ・パレス、アラブ世界初演