

リヤド:リヤドを拠点とするマンガプロダクションズは、新作ビデオゲーム『UFOロボ グレンダイザー:たとえ我が命つきるとも』を11月14日に発売すると発表した。
ムハンマド・ビン・サルマン・ミスク財団の子会社でサウジの映画製作会社である同社は、フランスのビデオゲーム会社ミクロイズと共同でこのゲームを開発した。
このゲーム内のイベントは、日本の漫画家である永井豪氏が生み出した巨大ロボットキャラクターに基づく人気アニメシリーズ「グレンダイザー」に由来するものだ。
プレイヤーに豊かな体験を提供するため、以前のアニメシリーズで人気を博した楽曲が再利用されている。
PC、PlayStation 4/5、Xbox Series X/S、Xbox One向けに発売される。Nintendo Switch版は来年発売となる。
マンガプロダクションズのマーケティング・流通・事業開発担当ディレクターであるアブドルアジーズ・アル・ナグモーシュ氏は次のように語る。「アラブ世界および北アフリカでこのゲームを広め、ファンやプレイヤーの皆様に満足と豊かな体験をお届けしたいと思っています」
「私たちマンガプロダクションズは、世界から最高のビデオゲームを集め、弊社の刺激的なサウジ人の若者たちを通してそれらを広めローカライズすることに取り組んでいます」
このゲームは2つのエディションで発売される。デラックス版の内容は、ゲーム本編、キーホルダー、レンチキュラー、限定スチールブック、ポスター(30×42cm)。コレクター版はそれらに加え、コレクターズボックス、アートブック、グレンダイザーローブ、追加ミッション、リトグラフ4点、ピンバッジ3点、限定グレンダイザーフィギュア(25cm)、ゴールデンチケットなどが封入された12アイテムを超える内容だ。
マンガプロダクションズは3月9日、ミクロイズとの間で、中東・北アフリカ(MENA)地域におけるこのゲームの出版・流通に関する契約を結んだ。
この提携にはこのゲームのローカライズが含まれており、流通、ライセンシング、マーケティングなどの分野のサウジの人材に機会を提供するものとなった。
アニメシリーズ「グレンダイザー」は、1970年代後半の日本のアニメーションで最初の成功作の一つだった。全74話のこのアニメは、アラブ世界、フランス、イタリアでヒットした。
マンガプロダクションズのCEOであるイサム・ブカーリ博士はアラブニュースに対し次のように語る。「世界的な企業であるミクロイズと共同開発した『UFOロボ グレンダイザー:たとえ我が命つきるとも』の発売を発表できることを嬉しく思います」
「私たちマンガプロダクションズの主な目標は、サウジアラビアの才能に力を与え、この国のクリエイティブやエンターテインメントの状況を向上させるために必要なスキルを提供することです」
「弊社の才能あるサウジ人の若者たちは、このゲームのローカライズ、流通、出版、マーケティングなどの様々な面において重要な役割を果たしてきました」
「プレイヤーの皆様にはこのゲームを大いに楽しんでもらえるでしょう。私たちマンガプロダクションズは常に、MENA地域に世界最高のゲームを提供することに尽力してきたからです」