
ローマ:40名以上のサウジアラビア人デザイナーが、ミラノ・ファッションウィーク期間中、総合的なプレタポルテ・コレクションに特化した国際的なショーケースであるWHITE MILANOで作品を出展する。
アラブの新進デザイナーとファッションシーンで最も影響力のある有名デザイナーとの出会いの場とされるこのイベントでは、9月22日から25日にかけて、ヴィスコンティ・パビリオンにて、サウジアラビアでデザインされた服、ジュエリー、アクセサリーが出展される。
サウジファッション委員会のCEOであるブラーク・チャクマク氏は、「WHITE MILANOのイベントは、地位を確立したい新進ブランドにとって、ファッションカレンダーで最も重要なものの一つです」と語った。
「サウジアラビアのファッションに対する消費者や投資家の関心が世界的に高まっている中、デザイナーたちはバイヤーと交流し、最も興味深いビジネスチャンスの在り処を見極められることを楽しみにしています」
今回のイベントへのサウジアラビアの参加は、「サウジアラビア100ブランドプロジェクト」の一環として、同委員会との協力のもとに行われる。
2021年に開始されたこの計画は、選ばれたサウジアラビアのファッションデザイナーが、デザインとイノベーション、販売戦略、展示会に関するマスタークラス、1対1の指導、ワークショップへの1年間の参加によって、国内外でブランドを成長させるための最高のツールを提供するものである。
講座は、LVMH、ケリング、ヴァレンティノ、シャネル、カルバン・クライン、トム・フォード、ブルガリ、カンペール、スワロフスキーなど、世界の一流ファッションブランドの専門家チームにより開催される。
また、ロンドンにあるロイヤル・カレッジ・オブ・アート、ミラノのボッコーニ大学、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス、イェール大学の著名人による講義も開催される。
最初の1年間で、「サウジアラビア100ブランド」は5,000時間以上の専門的な指導を行った。このプロジェクトに参加しているデザイナーは20〜70歳で、85%が女性である。独学で学んだ人もいるが、大半が世界最高のデザイン学校に通っている。