ドバイ: 伝えられるところでは日本の巨大企業であるソニー株式会社が、9月から活動している新しいハッカー集団Ransomed.vcによってハッキングされたとみられている。
本件は、9月25日、オーストラリアのサイバーセキュリティ関連メディアであるサイバー・セキュリティー・コネクトによって報告されており、ハッカーグループは、「我々はソニーの全システムをハッキングすることに成功した。我々は身代金を要求しない!ソニーが払いたくないので。だからデータを売る。データ売ります」と付け加えた後「データ売り出し中」と宣言していると、サイバー・セキュリティー・コネクトは報じている。
このハッキングにより、ソニーの社内ログインページのスクリーンショット、パワーポイントのプレゼンテーション資料、Javaファイル、さらに全体で流出した6,000ものファイルを含むドキュメントツリーへのアクセスが可能になったとみられている。
Ransomed.vcはまだデータの価格を提示していないが、ソニーに対し接触窓口の連絡先を残し、「投稿日」は9月28日であると公表している。
同ハッカーグループによると、ソニーが応じなかった場合、彼らが持っているデータはオンライン上で公開されることになり、その中には「ビルド・ログ・ファイル」、Javaリソース、HTMLデータなどの大量のドキュメントが含まれているとのことである。
サンプルとして表示されたファイルの多くには、日本語の文字が目立つように見える。
ソニーは、今回のハッキングについて、また、それが同社に与えた影響の程度について公式にはコメントしていない。
Ransomed.vcは、自分たちはランサムウェア集団ではなく、「サービス業としてのランサムウェア組織」だとしており、EU一般データ保護規則(GDPR)やデータ個人情報保護法を厳格に遵守して運営され、企業内のデータセキュリティの脆弱性に対処するための安全なソリューションであると主張している。
「支払いがない場合には、GDPR当局にデータ個人情報保護法違反で報告せざるを得ない!」とRansomed.vcはそのリークサイトで述べているとサイバー・セキュリティ・コネクトは報じている。