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日本株、銀行危機への懸念が和らぎ上昇で取引を終了

日経平均株価は1.2%高の27,333.79円、TOPIXは1.15%高の1,959.42円で取引を終了。(AFP)
日経平均株価は1.2%高の27,333.79円、TOPIXは1.15%高の1,959.42円で取引を終了。(AFP)
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18 Mar 2023 04:03:37 GMT9
18 Mar 2023 04:03:37 GMT9

日本の日経平均株価は17日、米国のプライベートレンダーであるシリコンバレー銀行とスイスの銀行クレディ・スイス・グループの危機に対する懸念が緩和され、銀行株と電気機器株を中心に上昇して取引を終えた。

日経平均株価は1.2%高の27,333.79円、TOPIXは1.15%高の1,959.42円で取引を終了。

しかし、銀行危機の勃発により債券利回りが急低下し、市場参加者が欧米諸国における今後の利上げ予想を大幅に引き下げる中、日経平均株価は週明けには下落で終了した。

この日の強い終値は、夜間のアジア市場およびウォール街のリスク上昇を受けたもので、欧州株式にも波及している。

CMCマーケッツのアナリスト、ティナ・テン氏は、「米国の銀行による救済措置は、銀行システムに対する国民の信頼を回復させ、安心感のある上昇を引き起こした」と述べた。

「最近の出来事は、中央銀行が利上げを控えめにする可能性が高いことを示唆しており、株式市場にとって根本的な変化となる可能性がある」

中央銀行による政策引き締めが続く可能性があるため、投資家は現在、何らかの進展を待っている。欧州中央銀行は16日、金利を0.5ポイント引き上げた。

日本円は1か月ぶりの高値から引き戻され、1ドル=133円78銭。

電気機器大手のソニーグループと金融機関のみずほフィナンシャルグループはそれぞれ3.52%、1.96%上昇し、日経平均の上昇率上位を占めた。

建設会社の大成建設が8.13%減で最大の下落率となり、日本板硝子が2.41%減で続いた。

日経225構成銘柄のうち、147銘柄が上昇、74銘柄が下落、4銘柄が横ばい。

TOPIXで最も上昇率が高かったのは、エンターテインメント企業のサンリオと教育企業のビジネス・ブレークスルーで、それぞれ16.73%と19.46%の上昇。

ソーシャルショッピング会社のエニグモとパブチェーンのハブは、それぞれ12.58%と9.39%下落し、最大の下落率となった。

ロイター

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