
経済産業省とエネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は27日、火力発電所などの二酸化炭素(CO2)を回収して地下に貯留する技術「CCS」を巡り、マレーシアの国営石油会社ペトロナスと協力の覚書を結んだ。日本のCO2を海外で貯留する試みは初となる。
2028年をめどに日本からマレーシアにCO2を輸送し、貯留することを目指す。輸送量などの詳細は今後詰める。日本は50年までに温室効果ガスの排出量を実質的にゼロにする目標を打ち出した。実現のためにはCCS活用が不可欠だとみられており、国内では実証実験が進んでいる。
時事通信