アラブ・ニュース・ジャパン

ドバイ：10月4日ドバイで、UAEの自動車会社ニューイースト・グループと日本の自動車部品製造企業であるアイシンが、資本提携を記念し特別式典を開催した。

提携は昨年締結され、パートナー、顧客、来賓とともに祝うために式典が開催された。

在ドバイ日本国総領事館の今西淳総領事が、アイシンの吉田守孝社長、ニューイースト・グループのアフマド・ジュマ・アフリCEO、DPワールドGCCのアブドゥラ・ビン・ダミサンCEO兼マネージング・ディレクターとともに出席した。

アイシンの吉田守孝社長はアラブニュースジャパンの取材に応じ、今回の提携は日本企業にとって意義のあるものだと説明した。

「最も重要なポイントは、協力しようとする相手と同じ哲学を持つことです」。「アーメド氏（ニューイーストCEO）は我々と同じ哲学を持っていらっしゃることがわかったので、共に働くことを決断したのです」と吉田社長は語った。

同社長はさらに、アイシンは自動車補修部品の市場において世界第7位の規模を誇る企業であると付け加えた。

「MENA地域では、自動車補修部品市場は大きな市場であり、我々はそこに注力する必要がある」と同社長は述べた。

アイシンはサウジアラビアとの協働を検討するかとの質問に対し、吉田社長は、今後ニューイーストの協力を得て、サウジアラビアと協働するだろうと発言した。

また、同社長は式典でスピーチを行い、MENA地域市場での影響力の拡大についてさらに言及した。

「私はMENA地域の将来的な成長を強く信じており、私たちのビジネスがこの地域から真に支えられていることを改めて実感しています」と来賓に向けて発言した。

2023年、アイシンは3,400万米ドルの売上を達成し、20カ国に12万人以上の従業員を抱えている。吉田社長は、「ムーブメントを鼓舞し、明日を創造する」ことが同社の理念であると語った。

ニューイースト・グループのアリCEOもスピーチを行い、従来の4倍の広さの「これまで以上に先進的な」新本社ビルの建設を発表した。

「（新本社は）自動車ハブの至宝となり、中東、広大なアフリカ大陸、そしてさらにその先へとその範囲を広げるだろう」。「私たちだけでこの旅に出るのではなく、アイシンと協力し、共に未来を形づくり、新しい時代への道を切り開くのです」

2人は新たに締結されたパートナーシップを記念して、パートナーシップ・プレートを交換した。

アイシンアフターマーケットは、冷却装置、エンジン、ドライブトレイン、ボディ、エレクトロニクス、ケミカル、フルイドなどのカテゴリで幅広い自動車関連製品を提供している。

また、以下の自動車メーカーの部品も提供している： トヨタ、レクサス、サイオン、アキュラ、BMW、ホンダ、ヒュンダイ、インフィニティ、キア、マツダ、三菱、日産、スバル、ボルボ。