東京:火曜日、任天堂は今年上半期の新作ゲーム「ゼルダの伝説」と「ピクミン」の好調な売上を受けて、通期の純利益見通しを上方修正した。
この日本の大手ゲーム会社は、3月末までの12か月間の純利益が4,200億円(28億ドル)になり、これまでの予想の3,400億円から増加する見通しだと発表した。
任天堂は声明で、「今年度発売した各ゲームタイトルが好調で、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』は1,950万本、『ピクミン4』は261万本を売り上げた」と発表した。
「4月に公開された『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』は、マリオ関連タイトルの売り上げにプラスの影響を与えた」と、京都に本拠を置く同社は付け加えた。
4~9月期の純利益は17.7%増の2,713億円、売上高は21.2%増の7,962億円だった。
東洋証券でアナリストを務める安田秀樹氏は、今回の業績発表に先立ってAFPに対し、「ピクミンは間違いなく上半期の業績に貢献した」と話している。
任天堂は、2001年に初めて登場したピクミンと呼ばれる植物のような生き物が主役の人気ゲーム「ピクミン4」を7月にSwitch向けに発売した。
安田氏は、10月に発売されたSwitch本体の「マリオレッド」版とその新作ゲーム「スーパーマリオブラザーズ ワンダー」双方が好調に売れていると付け加えた。
ニンテンドーSwitchは発売7年目となっているが、「マリオの映画が大きな転換点となった」と同氏はいう。
ユニバーサル、任天堂、イルミネーション・スタジオの共同プロジェクトである「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」は、失敗に終わった1993年の実写映画に次いで、マリオを大画面に映し出す2度目の試みとなった。
安田氏は、マリオ映画や新作のゼルダやマリオのゲームなど、ヒットコンテンツが「継続的に生み出されている」と語った。
AFP