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ドバイ：日本政府はエジプトの経済・財政状況の厳しさに鑑み、2024年に約330億円を同国に拠出する。岸田首相が1日、エジプトのアブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領に対して伝えた。

国連の気候変動対策会議・COP28に出席するためドバイを訪問している岸田首相は、エルシーシ大統領とワーキングランチを行い、約90分間にわたり会談した。

岸田首相は、エジプトのニーズに基づき、IMFによる審査の完了などを確認した上で、日本が資金援助を行うことを伝えた。エルシーシ大統領は日本の支援に謝意を表した。

日本は最近の戦闘休止、人質の解放、ガザ地区への人道支援の増加を歓迎した一方で、再び戦闘が再開したことは遺憾であると述べました。彼は緊張をできるだけ早く緩和する努力が必要であると強調した。

岸田氏は、すべての関係者が国際法、特に国際人道法を遵守し、軍事作戦中には民間人の犠牲を防ぐためにすべての可能な手段を講じるべきだと述べた。彼はエジプトが引き続きそのような事柄において役割を果たすことを望んでいると述べた。

これに対しエルシーシ大統領は、状況の改善に向けた日本の支援に感謝の意を示すとともに、パレスチナ問題の解決策を見出すため、恒久的な停戦と国際社会として真剣に行動することの重要性を強調した。

両首脳は、両国間の戦略的パートナーシップに基づいて、政治、経済、文化、安全保障、気候変動など幅広い分野での緊密な協力を維持することで合意した。