
リヤド:サウジアラビアのムハンマド・ビン・アブドゥラー・アル・ジャダーン財務相が、国際通貨基金(IMF)理事会の政策諮問機関である国際通貨金融委員会の委員長に選出された。
2022年1月3日から同委員会の委員長を務めてきたスペインのナディア・カルビーノ副首相兼経済・デジタル変革担当相の後任となる。
アル・ジャダーン氏は「国際通貨金融委員会の委員長に選ばれたことは、サウジアラビアの地域的・国際的な地位と、多国間行動の推進における極めて重要な役割に対する国際社会の信頼を反映したものです」
「私は、委員会のメンバーやIMFCの経営陣と協力し、世界の通貨・金融システムの安定性と有効性を高め、世界経済の成長見通しを促進することを期待しています」と述べた。
アル・ジャダーン氏は、OPEC国際開発基金の閣僚理事会、IMF、世界銀行、アラブ通貨基金、イスラム開発銀行、アジアインフラ投資銀行の理事会のメンバーでもある。
また、G20財務大臣・中央銀行総裁会議ではサウジ代表団の団長を務め、王国のPIF総裁およびサウジアラムコの取締役も務めている。