

リヤド:サウジアラビアと日本のエネルギー部門トップが24日にリヤドで会談し、同分野における協力強化と国際供給の安定確保に向けた協議を行った。
2回目となる日本・サウジエネルギー協議の一環として行われたこの対話は、齋藤健経済産業大臣と、サウジアラビアのエネルギー大臣を務めるアブドゥルアジーズ・ビン・サルマン皇太子主導で行われた。
今回の協議で両大臣は、7月に発表されたサウジアラビアと日本によるクリーンエネルギー協力のためのライトハウス・イニシアティブの進捗に関する評価を行った。その内容としては、水素およびアンモニア、カーボンリサイクル、エネルギーセクターに求められる重要鉱物およびサプライチェーンの復元力といった重要分野に関する対話が行われた。
両大臣は国際原油市場の安定を確保することの重要性を強調した。サウジアラビアは日本にとって最大の原油供給国である。
さらに両大臣は、ネットゼロに向けた国際的な取り組みを推し進め、エネルギー安全保障と経済成長に取り組むことで合意したと、サウジ通信社が報じた。
さらに斎藤大臣とバンダル・アル・ホレイフ産業・鉱物資源大臣は、採掘および鉱物資源分野での両国による協力覚書(MOC)に調印した。
H.E Minister of #Industry_and_Mineral_Resources Mr. Bendar AlKhorayef and H.E Japanese Minister of Economy, Trade and Industry Mr. Saito Ken, sign a MoC between the two ministries in the field of mining and mineral resources. pic.twitter.com/H3h4w2nuNz
— وزارة الصناعة والثروة المعدنية (@mimgov) December 24, 2023
アル・ホレイフ氏は先日、東京に3日間の公式訪問を行った。これはサウジアラビアによる日本との経済関係促進に向けた取り組みを強調する訪問となった。
この訪問でアル・ホレイフ氏は、次のように述べた。「サウジアラビアは日本の投資家に門戸を開いており、我々が産業・採掘戦略に沿って発展させてきた投資機会をぜひ活用していただきたいと考えています」