• アブドゥラー・アルスワハ通信情報技術相は、万博は科学、イノベーション、文化を通じて世界をつなぐ架け橋になると述べた。

アラブニュース

リヤド：サウジアラビアの通信情報技術大臣であるアブドゥラー・アルスワハ氏は1月6日、同国で開催される2030年国際博覧会は、人々へのエンパワメント、地球環境の保護、新たな未来の開拓において世界にリーダーシップを示そうという、サウジアラビアの意欲の現れであると語った。

アルスワハ通信情報技術相はまた、万博は科学、イノベーション、文化を通じて世界をつなぐ架け橋であり、サウジアラビアの成長と繁栄を牽引してきたサルマン国王およびムハンマド・ビン・サルマン皇太子の全面的な支援を受けていると述べた。

「サウジアラビアがこの重要なイベントの開催国となることは、わが国に世界の注目を集める取り組みに対する皇太子殿下の支援の賜物だ。万博は未来の展望をひらき、確固たる伝統、開花するデジタルイノベーション、多様な文化で世界の国々を迎える、ユニークなプラットフォームとなるだろう」と、アルスワハ氏はサウジ通信社に語った。

彼はまた、同国がテクノロジー、イノベーション、宇宙、持続可能性に関するイニシアティブを推進している背景から、リヤドはすべての人々とってよりよい未来を提示するのに絶好の位置にあるとした。

アルスワハ氏は、世界が直面する喫緊の課題に解決策を見つけ出すには国際的な協調と協力が重要であると強調し、サウジ万博ではとくに持続可能な開発、気候変動対策、成長を総合的に取り上げると述べた。

同氏はさらに、サウジアラビアは人工知能分野でもリーダーシップを発揮していることに触れ、地域初の生成AIアクセラレーターや、地域最大級のディープテクノロジー・ビジネスインキュベーターであるザ・ガレージの設立に言及した。

「われわれは今、グローバル経済の未来の基盤を築く機会を手にしている。生成AI時代に突入するなか、サウジアラビアはエコシステムベースのアプローチを採用することで、G20諸国のなかで際立った存在感を示している」と、彼は述べた。

アルスワハ氏は、サウジアラビアが複数の重要分野で進めるデジタル転換が昨年、世界的に高く評価されたことに言及した。例えば、世界銀行が発表したGovTech Maturity Indexでは3位にランクインし、国際電気通信連合（ITU）の報告書「デジタル規制の展望2023」では、デジタル規制への対応姿勢で世界4位と評価された。