
リヤド:エジプト政府は10日、サウジアラビアの電力会社「ACWAパワー」が率いる合弁企業とスエズ湾およびゼイット湾での風力発電契約を締結した。
このプロジェクトは1.1ギガワットの発電を目的としたもので、15億ドル相当の投資が行われると国営サウジ通信社が報じた。
エジプトのムハンマド・シャーキル電力・再生可能エネルギー相は、本事業はこの地域で最大の風力発電プロジェクトであり、陸上風力発電事業としては世界でもトップクラスであると語った。毎年、二酸化炭素の排出量を240万トン削減し、燃料を約84万トン節約し、エジプト国内の100万世帯に電力を供給することが期待されている。
ACWAの投資最高責任者であるトーマス・ブロストロム氏は、このプロジェクトには最先端技術を取り入れた高さ220メートルの風力タービンが複数使われると述べた。
この契約は、エジプトの新&再生可能エネルギー庁のムハンマド・アル・カイヤット長官、ACWAの事業開発担当副社長のムハンマド・ハムドゥシュ氏、ACWAパワー・エジプトのハッサン・アミン取締役によってカイロで結ばれた。
サウジ通信