
リヤド:2024年1月19日金曜に国連が発表した世界観光指標のレポートによると、サウジアラビアは2023年の年間観光客数が2019年比で156%増加となった。
観光分野におけるサウジアラビアがこの大きな成功は、中東地域が国際観光の回復をリードすることに貢献した。世界の他の地域と比べ、中東地域はコロナ前の水準を超える成長を達成した唯一の地域であり、2023年の観光客数は2019年比で122%増加した。
国連世界観光機関(UNWTO)は「今年最初の世界観光指標レポートによると、2023年の国際観光客数は新型コロナウイルス感染症流行前の88%の水準にまで回復し、13億人になると予想される」と発表した。
#SaudiArabia achieves a remarkable recovery of 156% in international of arrivals in 2023 compared to 2019, surpassing the global recovery average of 88%, according to the @UNWTO Barometer report, January 2024. pic.twitter.com/WXHWLVds6a
— وزارة السياحة (@Saudi_MT) January 20, 2024
「速報によると2023年の国際観光収入は1.4兆ドルに達し、これは2019年の1.5兆ドルの約93%に相当する。」
「観光業のGDP直接寄与額で測定される観光の経済効果に関する速報では、2023年は世界のGDPの3%に相当する3兆3000億ドルとなった。これは、好調な国内外の観光産業にけん引され、コロナ前の観光直接国内総生産(TDGDP)が回復したことを示している。」
同指標では「2019年比で2%増加する成長率を示しており」、国際観光業は今年中にコロナ前の水準に回復すると予想されるが「アジア市場の回復ペースや、経済的・地政学的な下振れリスクによって左右される」とした。
🌐Just in: UNWTO World Tourism Barometer shows arrivals hit 88% of pre-pandemic levels in 2023, with 1.3 billion international arrivals. Expect a full recovery by end-2024, fuelled by pent-up demand, improved connectivity, and resilient Asian markets🔄
— UN Tourism (@UNWTO) January 19, 2024
🔗https://t.co/CINZHc6b3z pic.twitter.com/4FqwGpcgAE
WTOが発表した報告書によると、サウジアラビアは2023年に外国人観光客数の増加率でG20諸国のトップに立ち、昨年第1四半期から第3四半期にかけて世界で最も急成長した観光地第2位にランクインしたことから、サウジアラビアの観光セクターが世界の観光業の成長に大きく貢献していることが明らかとなった。
サウジアラビアの様々な観光地で、2023年に訪問者数が急増し、同国は海外観光客による消費額で新記録を達成した。サウジアラビア中央銀行が今月初めに発表したデータによると、2023年第1~3四半期の観光収入が1000億サウジリアル(266億6000万米ドル)を突破した。
サウジアラビアの1月から9月までの外国人旅行客の消費額は648億サウジリアルで、観光部門の国際収支黒字は2022年の同時期を72%上回った。