
ニューヨーク: 米連邦取引委員会(FTC)は26日、クボタの北米法人が部品の原産地に関する虚偽表示を認め、200万ドル(約2億9600万円)の制裁金の支払いに応じたと発表した。農業機械などの交換用部品の一部を「米国製」と偽っていたためで、同様の問題を巡る制裁金としては過去最高額という。
FTCによると、クボタは少なくとも2021年以降、トラクターなど農業機械向けの交換用部品数千点について、海外製であるにもかかわらず米国製と偽っていた。また、一部部品の製造を他国に移した後も、米国製と表示し続けた。
クボタは米当局に対し、製品の最終組み立てや重要な加工プロセスを米国で行ったと証明できない限りは、米国製と表示しないことに同意した。米国製と表示する製品については、外国由来の原材料がどの程度含まれているかなども情報開示する。
時事通信