
任天堂は6日、2024年3月期の連結業績予想を従来の減収減益見通しから増収増益へ引き上げた。純利益は前期比1.7%増の4400億円(従来予想は4200億円)に上方修正。円安で収益が膨らんだことに加え、主力の家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の販売が「発売から7年目としては堅調」(古川俊太郎社長)で、通期の予想販売台数も1550万台へ50万台引き上げた。
売上高は1.8%増の1兆6300億円(同1兆5800億円)、本業のもうけを示す営業利益は1.1%増の5100億円(同5000億円)に上方修正した。
23年4~12月期は増収増益。昨年10月に発売した新作ゲームソフト「スーパーマリオブラザーズ ワンダー」の販売が好調だった。純利益は前年同期比17.9%増の4080億円と、同期として過去最高を更新した。
時事通信