アラブニュース

リヤド：サウジアラビアのエネルギー大手サウジアラビアン・オイル・カンパニー（アラムコ）は、石油やガス、再生可能エネルギーを含むあらゆる種類のエネルギーの生産の継続に目を向けていると、同社のCEOが語った。

2月12日にダーランで開催された国際石油技術会議で、アミン・H・ナーセルCEOは、アラムコは約束を果たすことに全力を尽くしており、生産能力と1日の生産量を向上させることを目指していると述べた。

ナーセル氏は、世界の石油需要は2024年に日量1億400万バレル、2025年には日量1億500万バレルに達すると見込みだと付け加えた。

将来の計画については、アラムコはあらゆる分野で成長し、収益性の高い企業を創出する能力を十分に備えていると述べた。

また、アラムコはすでに新しい戦略を決定し、承認しており、今後、株式市場の投資家とともに発表する予定であると付け加えた。

しかし、アラムコが承認した戦略については多くを語らなかった。

アラムコの現地化の取り組みについて、ナーセル氏は、2023年の被雇用者の過半数がサウジアラビア人だったと述べた。

「サウジアラビア人を中心に、60カ国から5000人以上を採用しました」とナーセル氏は語った。

2024年1月、ナーセル氏はロイターに対し、世界の石油市場は短期的には紅海の混乱に対処できるが、フーシ派による船舶への攻撃が長引けば、航海の長期化によるタンカー不足と供給の遅れにつながるだろうと述べた。

ナーセル氏は、過去2年間に消費者が4億バレルの在庫を使い果たしたため、石油輸出国機構（OPEC）の供給余力が需要増に対応する追加供給の主な供給源となり、石油市場は逼迫するであろうとの見通しを示した。

ナーセル氏はまた、2023年12月には、国際市場に出回る再生可能エネルギーの量は、高まる需要を満たすには不十分であるとの見解を示していた。

「すべての再生可能エネルギーが市場に出回ったとしても、私たちが目にしている追加需要に対処するにはまだ十分ではありません」とナーセル氏は述べていた。