- ARAB NEWS
- 27 Apr 2024
Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
日経平均が34年ぶりの高値で、史上最高値更新も視野に
Short Url:
16 Feb 2024 04:02:39 GMT9
16 Feb 2024 04:02:39 GMT9
Share
東京：16日の東京株式市場の日経平均株価は寄り付きから急上昇し、34年ぶりの高値をつけた。バブル経済が最高潮だった1980年代に記録した史上最高値をまもなく追い越す勢いだ。
日経平均株価はバブル崩壊後の最高値（3万8188円74銭）を更新し、1989年12月に記録した史上最高値（3万8957円44銭）に迫る勢いを見せた。
その後は伸び悩んだが、前場の終値は前日より0.91％高い3万8505円89銭だった。日経平均を構成する225銘柄のうち202銘柄が値上がりし、値下がりしたのは21銘柄だけだった。
「（日経平均の上昇）スピードは予想を上回っているが、それは理にかなっていると思う」と、大和証券の阿部健児チーフストラテジストは述べた。理由はコーポレートガバナンス改革などのファンダメンタルズの改善だ。
東京証券取引所の全ての銘柄を対象とした指標である東京株価指数（TOPIX）は1.26％上がって2624.53だった。
前日の米国株は、米小売売上高の下落幅が予想を上回ったことで、連邦準備制度理事会（FRB）が近いうちに金利引き下げに動くのではないかとの見通しから高値で引けた。16日の日本の株式市場は、前日の米国株式市場の堅調な動きを受けて続伸した。
高値に大きく貢献した銘柄のうち、バンダイナムコホールディングスは前日の安値から一転して7.59％高に。大手保険会社を傘下に持つT&Dホールディングスは6.24％、楽天グループは5.96％値上がりした。
超大型株では、トヨタ自動車が1.06％、ファーストリテイリングが0.94％、KDDIが2.37％それぞれ値上がりした。
前日、米国で原油価格が一時的に上がったことで関連分野の株価も上昇。TOPIXの業種別の株価指数でも、石油・石炭製品の上げ幅は3.76％だった。
経済全般について言えば、15日に発表された国内総生産（GDP）のデータから、日本が昨年末に予想外の景気後退局面に入ったことが明らかになったことや、それが日本銀行の金融政策の見通しに与える影響について、投資家は見きわめようとしていると言えるだろう。
そこで注目されるのが、16日に国会に出席する日銀の植田和男総裁の発言だ。
ロイター
topics
Share
最新
特に人気
