• ヤセル・アル・ルマイヤン氏は、マイアミで開催されたフューチャー・インベストメント・イニシアチブ・プライオリティ・フォーラムで、テクノロジーが世界経済にもたらす利益を活用することに焦点を当てるべきだと語った
• エネルギー供給や技術開発への政治的意志と財源により、サウジアラビアは「米国以外でAIの拠点となるのに適した位置を占めている」

アラブニュース

ロンドン：サウジアラビア公共投資基金の総裁は、人工知能が当面の間、国際投資に関する話題を独占するだろうと予測した。

22日にマイアミで開催されたフューチャー・インベストメント・イニシアチブ（FII）・プライオリティ・フォーラムの初日、ヤセル・アル・ルマイヤン氏は、AIは世界の国内総生産を大きく変える可能性も秘めており、AIが世界経済にもたらす利益を活用することに焦点を当てるべきだと述べた。

同氏は、「AIの時代がやってくると思います。そして、AIのエコシステムを監視し、管理し、可能にする適切な規制ができれば、その影響は非常にポジティブなものになると思います」と語った。

H.E. Yasir Al-Rumayyan, Governor @PIF_en @PIFSaudi , foresees the potentially innumerable benefits of #AI at #FIIPRIORITY. pic.twitter.com/83IZ15YwGI

— FII Institute (@FIIKSA) February 22, 2024

サウジアラビアは、技術革新と開発の面で、AIにおける世界のリーダーとなる道を歩んでいる、と彼は続けた。

「我々は多くの理由により、米国以外でAIの拠点となるのに非常に適した位置を占めています」

「まず第一に、誰もエネルギーについて触れませんが、AI（の開発）は多くのエネルギーを消費します。化石燃料エネルギーでも再生可能エネルギーでも、我々は世界のリーダーです。しかし、我々には政治的な意志もあり、このイニシアチブの展開に必要な資金もあります」

サウジアラビアの改革政策「ビジョン2030」の主な経済的原動力となっている公共投資基金のトップ、アル・ルマイヤン氏は、サウジアラビアの経済改革の進展状況についても各国代表に説明した。

「サウジビジョン2030と他国が提示するビジョンの違いは、我々が多くのKPI（主要業績評価指標）を予定より早く達成しつつある点です」と同氏。

「私が本当にご紹介したい数字の一つは、サウジアラビアの職場に占める女性の割合です。目標は2030年までに20％でしたが、2020年までに30％以上を達成しました」

同氏はまた、FIIがブラジルとケニアの首都ナイロビで2つの新たなフォーラムを立ち上げることも明らかにした。ラテンアメリカとアフリカにおける投資の可能性は非常に大きいが、十分に焦点が当たっていない、と同氏は述べた。

ブラジルのフォーラムでは、森林破壊の問題と、南米の発展に不可欠な化石燃料から再生可能エネルギーへの移行に焦点を当てると、同氏は述べた。ナイロビでは、今後10年間に予想されるアフリカの人口増加によってもたらされる巨大な機会を中心に議論が行われる予定だ。