
東京:日本の小売大手イオンと、ドラッグストアチェーンのツルハおよびウエルシアは28日、2027年までに経営を統合すると発表し、日本最大の薬局チェーンが誕生する見通しとなった。
イオンは香港のヘッジファンド、オアシス・マネジメントからツルハ株の13.6%を約1023億円(6億7900万ドル)で取得する計画を明らかにした。オアシスとイオンは現在、それぞれツルハ株の約13%を保有する。
イオンは株式保有率を高め、ドラッグストア事業を強化する構えだ。イオンはドラッグストア事業を成長の原動力のひとつとみなしており、ウエルシアの株式の51%、クスリのアオキホールディングスの株式の10%を保有する。
3社は東南アジア市場など、海外事業の拡大も視野に入れるとした。
3社は28日に記者会見を開き、健康・ウェルネス事業戦略について説明するとしている。
ロイター