
21日午前の東京株式市場で、日経平均株価が取引時間中としての最高値を更新した。上げ幅は一時前営業日比700円を超えた。米国株の上昇を好感した買いが広がった。午前の終値は666円92銭高の4万0670円52銭。
半導体関連銘柄が大きく値を上げ、日経平均を押し上げた。米連邦公開市場委員会(FOMC)を経て円安・ドル高は一服したが、多くの企業の想定レートに比べ円安水準で、自動車など輸出関連株も総じて堅調に推移した。
市場では「米国のインフレ圧力が根強い中でもFOMCで金融緩和的な姿勢が示され、株価にとって追い風になった」(大手証券)との指摘が聞かれた。日米の金融政策決定会合を通過して投資家の動きが活発化し、プライム市場の午前の売買代金は3兆円を超えた。
時事通信