
東京:日本銀行(BOJ)が火曜日にマイナス金利政策を終了した後、日本の翌日物貸出金利は木曜日に8年ぶりにプラスに転じた。
金融機関間の翌日物貸出金利は0.075%前後で取引され、日本の主要な金融市場ブローカーによれば、0.077%という高水準で取引された。
水曜日は祝日のため市場は休場だった。
日銀は火曜日、8年間続いたマイナス金利やその他の異例な政策の名残に終止符を打ち、金融政策の新時代を切り開いた。
中央銀行はオーバーナイトコールレートを新たな政策金利として設定し、0〜0.1%の範囲で誘導することを決定した。一部は、金融機関の預金に0.1%の利息を支払うことで、0.1%以下の借り入れであればその差額を得ることができる。
木曜日に提示された貸出金利は、金融機関がブローカーに支払う手数料を考慮すると、日銀がさらに金利を引き上げるまでのピークになるだろうとアナリストは述べた。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券のシニア債券ストラテジスト、鶴田圭介氏は、さらなる利上げを市場が織り込んだため、日本国債(JGB)利回りも上昇したと述べた。
年物国債利回りは2.5ベーシスポイント(bps)上昇し0.195%、5年物国債利回りは3bps上昇し0.385%となった。
10年物国債利回りは1.5ベーシスポイント上昇し0.74%となった。
長期債の利回りは逆に上昇し、20年物国債利回りは1bp上昇の1.505%、30年物国債利回りは0.5bp上昇の1.805%となった。
ロイター