
リヤド:サウジリサーチ&メディアグループ(SRMG)の株価は日曜日に9.96%急騰し、タダウルでのデビュー以来歴史的な高値となる335.60SR(89.48ドル)を記録した。日曜日の取引セッションではSR314.80で終了し、取引開始値から3.15%上昇した。
同社は2006年にSR95でサウジアラビアのタダウル・オール・シェア・インデックスに上場した。
リヤドに本社を置く同社は、Saudi Research and Publishing Co.やAsharq News Servicesなど、出版・メディア関連の会社を複数所有している。
サウジアラビアのメディア事情は、ビジョン2030改革の展開、活況を呈するエンターテインメント産業、観光部門の躍進によって急速に拡大している。
SRMGは1月、メディアに特化した実務とサービスを提供するQvestと提携し、サウジアラビアにおけるメディア、制作、技術サービスの強化を目的とした合弁会社を設立した。
この合弁事業には、先見性と革新性、変更管理、クラウド導入、データと分析、メディアサプライチェーン技術、コンテンツ配信などが含まれる。
さらに同月、サウジアラビアは、出版物のデジタル配信に特化した新たなアプローチを開始し、大幅な業務改革を行うことを発表した。
1月の報道発表によると、同社は次のように述べている。”今回の発表はSRMGのデジタル変革、成長、拡大戦略に沿ったものであり、世界中の視聴者の需要に応えるため、次世代のジャーナリストやメディア専門家を育成するというグループのコミットメントを示すものである。”
2023年3月、SRMGグループはコーポレートベンチャーキャピタル部門であるSRMGベンチャーズの設立を発表した。SRMGの変革的成長戦略に沿ったSRMGベンチャーズは、アーリーステージの企業やテクノロジーへの投資に重点を置いている。
SRMGは昨年11月、2023年1~9月期の純利益が前年同期比5%増の5億5,150万SRドルになったと発表した。
また、昨年9ヶ月間の売上高は前年同期比8.1%増の29億1,000万SRであった。
さらに、2023年第3四半期の純利益は、前年同期の2億4,650万SRから1%増の2億4,900万SRとなった。