
ドバイ:サウジアラビアの大手レストラン・チェーンの創業者は、自社の成功は日本の経営哲学「カイゼン」にこだわり続けた結果だと考えている。
カイゼンとは、より良い方向への変化や継続的な改善を意味する日本語である。
3月22日にMBCが放送したインタビューの中で、アル・ロマンシアの創業者であるヤヒヤ・モハメド・アル・ムアルム氏は、2013年に日本で働くエンジニアからカイゼンについて学んだと語った。
アル・ムアルム氏は、顧客の待ち時間を減らすために、新しく改善された生産工程を導入したいと考えたという。
そこで彼は実験を行うことにし、レストランの従業員5人を長テーブルのある50メートルのスペースに配置し、5分間食事を包装させた。
アル・ムアルムによれば、従業員たちは決められた時間内に12食のパックをしたという。
試行の第二段階として、スペースは25メートルに縮小され、従業員は3人、在庫は50%削減された。
アル・ムアルム氏によると、包装する食品が多すぎると、スタッフはよりプレッシャーを感じるという。
2回目のトライアルでは、同じく5分間で23個のパッケージを作ることができた。
その後、アル・ムアルム氏は日本に行くことを決め、トヨタの工場を見学することになった。
訪問の後、アル・ムアルム氏は日本企業と契約を結び、アル・ロマンシアの新しい製造工程を導入することになった。
アル・ロマンシアでは、マンディやマドフォンといった鶏肉と米からなる伝統的な料理のほか、フムス、ブドウの葉包、ミックスグリルといったアラブの伝統的な料理も提供している。