リヤド:サウジアラビアは経済の多角化政策が成果を上げている中、過去1年間で約110万人の新たな雇用が創出されたと同国政府の大臣が発表した。
サウジの2024年度予算の発表に際した臨時の記者会見で、アフマド・アル・ラジ人材・社会開発相は、同期間にこれほど雇用が増大した国は世界でも他にないと述べた。
アル・ラジ大臣はまた、政府による民間部門支援の取り組みにより、雇用市場において36万1000人の新規労働者が創出されたと明らかにした。
記者会見は同国が2024年度の国家予算案を承認した翌日に行われ、歳入が1兆1700億サウジアラビア・リヤル=SR(3124億8000万ドル)、歳出は1兆2500億SRであり、790億SRの赤字になると見込まれている。
サウジ財務省は発表の中で、2024年度の国内総生産(GDP)の成長率を4.4%と予測し、2023年度の推計0.03%から増加するとした。
また同省は来年度の公的債務が1兆1000億SRとなり、対GDP比で25.9%に達すると予測した。これは、2023年度の再推計値である1兆200億SR(対GDP比24.8%)から7.71%の増加となる。