アラブニュース
ジッダ:世界最大の遊園地運営企業シックス・フラッグス・インターナショナルは、サウジアラビア初のシックス・フラッグスのテーマパークの社長として、ブライアン・マチャマーを任命した。同テーマパークは首都リヤド郊外のキディヤに建設が予定されている。
この任命は、リヤドが王国の娯楽・スポーツ・芸術の展示場になる計画を強化する中で行われた。
マチャマーは娯楽業界を代表する人物であり、シンガポール、UAE、マレーシア、サウジアラビアなどの国で世界トップレベルのテーマパークを多数開発してきた25年以上の経験を持つ。
世界クラスの観光地
シックス・フラッグス・インターナショナルのデビッド・マッキリップス社長はこの動きについてコメントし、キディヤのテーマパークを「世界で最もエキサイティングな娯楽プロジェクトの1つ」と説明した。そして、マチャマーの経験が世界クラスの観光地の設立を確実なものにするだろうと話した。
マチャマーは次のように述べた。「これは、協力してシックス・フラッグスのブランドをサウジアラビアに導入できる、一生に一度のチャンスです」
これは、協力してシックス・フラッグスのブランドをサウジアラビアに導入できる、一生に一度のチャンスです。シックス・フラッグス・キディヤは、この地域の家族向け娯楽の状況をがらりと変えるでしょう。
ブライアン・マチャマー
彼は、シックス・フラッグス・キディヤは「この地域の家族向け娯楽の状況をがらりと変えるでしょう」と話す。
マチャマーはフロリダのユニバーサルスタジオでそのキャリアを開始し、1990年から10年間勤めた。シックス・フラッグス・キディヤの社長としてマチャマーは、戦略策定や予算、運営を含む遊園地に関連する経営の全てを監督することになる。
娯楽
シックス・フラッグス・キディヤは、キディヤ・プロジェクト第一段階の一部として公開される。32ヘクタールのこの遊園地には、「シティ・オブ・スリル」「ディスカバリー・スプリング」「スチーム・タウン」「トワイライト・ガーデン」「バレー・オブ・フォーチュン」「グランド・エクスポジション」の6のエリアが設けられ、28のゲームや象徴的なアトラクションが配置される。
またこの遊園地は、「ファルコンズ・フライト」などの乗り物や、世界で最も高くて速いローラーコースターも特徴となる。公式オープンは2023年中が見込まれている。
サウジ国民は毎年300億ドルを海外旅行に使っている。このプロジェクトはサウジアラビアの国民や居住者向けに新たな娯楽の選択肢を提供することで、海外旅行で使われるお金の一部を王国内に向け直すことを目指す。
このことは、王国内で文化活動や娯楽活動に使われるお金を家庭収入の約3%から6%に増やすという、「ビジョン2030」の目標達成の助けとなる。