ニューヨーク: マクドナルド・コーポレーションは木曜日、ガザでのハマスとの戦争でボイコットを求める声が上がっているイスラエルのマクドナルド225店舗を所有するAlonyal社を買収すると発表した。
買収の条件は明らかにされていない。マクドナルドは声明の中で、この取引は特定できない条件付きであると述べた。
Alonyal社はイスラエルで30年以上マクドナルドのレストランを経営しており、現在では225のフランチャイズ店を所有し、5,000人以上の従業員を抱えている。
マクドナルドは2月に発表した2023年の業績報告で、10月にハマスによるイスラエル攻撃で始まったガザ紛争が業績の重荷になっていると述べた。
マクドナルドは、イスラエルのフランチャイズ・レストランがイスラエル兵に数千食の食事を無料で提供したことから、ボイコットの対象となった。
クリス・ケンプジンスキー最高経営責任者(CEO)はアナリストとの電話会見で、「私たちは、この地域のコミュニティーの家族が戦争によって悲惨な影響を受け続けていることを認識しており、私たちの思いは今、彼らとともにあります」と述べた。
ボイコットの影響は「意味がある」と述べた。
マクドナルドの第4四半期の売上高はアナリストを失望させた。米国外のフランチャイズ店では、既存店売上高は0.7%減少した。
「最も顕著な影響を受けているのは中東です。マレーシアやインドネシアなど、他のイスラム諸国でも若干の影響が見られます」とケンプジンスキー氏。
また、フランスなどイスラム教徒の多い国でも、特にイスラム教徒の多い地域のレストランで影響が出たという。
マクドナルドの株価は、木曜日の市場外取引で2%近く下落した。
AFP