
東京:サウジアラビアと日本の政府関係者は、王国で提供されるゲームやデジタル・エンターテインメントのローカライズ計画を検討している。
サウジアラビア・日本ビジョン2030ビジネスフォーラムのデジタル・エンターテイメント・ラウンドテーブルでは、サウジアラビアの地元ゲーム産業構築への取り組みについて議論され、これにはサウジアラビア市場向けの日本製ゲームのローカライズ、esportsトーナメント主催者との協力、デジタル・エンターテイメントへの投資などが含まれる。
サウジアラビアのアブドゥラー・アル・スワハ通信・情報大臣とハーリド・アル・ファーレフ投資大臣が東京でのイベントに出席し、前者はオープニングで短いスピーチを行った。
また、Savvy Games Groupの副会長であるファイサル・ビン・バンダル・アル=サウード王子も、同イベントのパネルディスカッションに参加した。
フォーラムでは、日本とサウジアラビアの両方の視聴者にアピールするコンテンツを制作することで、文化交流を促進することに焦点が当てられた。
関係者は、サウジアラビアの出版社を通じてコンテンツを翻訳し、その出版社が中東全域にコンテンツを配信することで、日本の漫画やアニメをローカライズする方法について議論した。
また、新たなオリジナルコンテンツを生み出すための共同出版契約を模索することでも合意した。
サウジアラビアのゲーム産業は今後2年間で13億ドル規模に成長する見込みで、王国内には58のゲーム会社が進出している。サウジアラビアの人口の約67%(約2,480万人)が積極的なビデオゲームプレーヤーである。
王国は7月に今年のEsports World Cupを開催し、賞金約6000万ドルを予定している。
サウジアラビアはこれまでにもエンターテインメント分野で日本企業と協力し、デジタル・エンターテインメント業界を向上させるための専門知識や最先端技術を王国に提供してきた。