
ホンダは13日、新型の軽商用電気自動車(EV)「N―VAN e:(エヌバンイー)」を10月10日に発売すると発表した。価格は約243万円から。米国や中国に比べ国内自動車大手のEV化の遅れが指摘されている。ホンダは同車種を国内向けEVの主力車種に位置付け、市場開拓を進める。
エヌバンイーは、2018年に発売した軽商用バン「N―VAN」をベースに開発した。1回の充電で走れる航続距離は約245キロ。国内EV販売台数の4割を占める日産自動車の軽「サクラ」に対抗できるか注目される。
ホンダは「性能面のタフさが求められる商用ユースでの需要が顕在化している。(新型EV投入で)市場の拡大をリードできる」(担当者)と強調した。
時事通信