
川本裕子人事院総裁は16日のNHK番組で、長時間労働などを背景とした国家公務員のなり手不足について、「仕事の合理化を考えつつ、政府として国家公務員の定員問題を考える時期に来ているかもしれない」と述べ、定員管理の在り方を検討する必要性に言及した。
国家公務員の定員は、内閣人事局が毎年度決めている。ただ業務量に対し人員が足りていないと指摘され、志望者数の減少や若年層の離職の一因ともされている。
川本氏はまた、内閣人事局が中央省庁の幹部人事を一元的に管理する仕組みについて、「(公務員に)適切なモチベーションを与えているかどうかは振り返ってもいい」と語った。
時事通信