
東京:日本の自動車メーカーである日産自動車と本田技研工業は、標準化した自動車用ソフトウェアの使用と、電気自動車の充電に関する提携を検討している。
日産とホンダは3月、今後数年で成長が見込まれるバッテリー駆動車の世界市場でより大きな足掛かりを得るため、電気自動車部品の生産に関する戦略的提携を検討していると発表した。
日本経済新聞によると、日本第3位と第2位の自動車メーカーは、コスト削減を目指し、自動車を制御するオペレーティング・システムの共同開発を検討しているという。
日産とホンダは、EVの競争力を高めるために、充電インフラを強化するために協力する可能性もあると日経新聞は述べている。
日産の内田誠最高経営責任者(CEO)は3月、両社は国内外を問わず、どの地域でも協力することに前向きだと述べた。
日産とホンダは日経の報道についてコメントを避けたが、両社の代表者は、両社はさまざまな協力関係を模索していると述べた。
2010年にリーフで大衆向けEVのパイオニアとなった日産とホンダは、テスラや中国・韓国の自動車メーカーなど、激しさを増す世界のEV市場で脅威の増大に直面している。
日本の両自動車メーカーは、主要市場である中国で、消費者がBYDなどの中国ブランドが生産する低価格でソフトウェア搭載のEVにシフトしたことにより、大きな打撃を受けている。
日産は今年1~5月に世界で5万台強のEVを販売し、世界総販売台数140万台の3.5%を占めた。
ホンダは2024年1~3月期に3,190台のEVを販売し、同期の世界小売販売台数約100万台の0.3%を占めた。
ロイター