
東京:ソニーは11日、業界をリードするイメージセンサー事業の好調に後押しされ、4-6月期の営業利益がアナリスト予想を上回り、10%増加したと発表した。
日本のハイテクとエンターテインメントのコングロマリットの利益は、LSEGが世論調査した7人のアナリストの平均予想2750億円に対し、2790億円だった。
為替と売上高の増加の影響により、スマートフォン・メーカー向けの主要サプライヤーであるイメージセンサー事業の利益は約3倍の366億円となった。
ソニーの第1四半期の「プレイステーション5」(PS5)の販売台数は240万台と前年同期を下回ったが、ファーストパーティソフトウェアの売上増加により、ゲーム事業の利益は拡大した。
同グループは5月、今年度のPS5販売台数が前年同期の2,080万台から1,800万台になるとの見通しを発表した。
ゲーム業界はコスト上昇と価格決定力の弱さに苦しんでいる。ソニー傘下の開発会社バンジーは先週、従業員のほぼ5分の1を削減すると発表した。
ソニーの株価は決算を控えて横ばいで引けた。
ここ数日、日本株は乱高下に見舞われており、市場は大きく下落した後、持ち直した。
ロイター