東京:エジプトのアブデルアッティ外相はエジプトと欧州連合(EU)の関係を例に挙げつつ、日本との関係をアップグレードし、援助ではなく投資を呼び込みたい考えを表明した。
アブデルアッティ氏は金曜日、日本外国特派員クラブで記者会見し、「エジプトの関心はもはや、『ドナー』と『レシピエント』の関係ではない」と述べた。「もっと投資に集中する必要がある。最も重要な要素、目的であり、両国関係を戦略的パートナーシップに格上げすることとなるだろう。私たちはパートナーだということだ。米国やEUと同様、毎年恒例の日エジプト間の投資会議開催を期待している」
エジプトはEUとの間で初となる投資会議を開催、昨年6月には450社の欧州企業が参加し、300億ユーロ相当の契約を結んだ。アブデルアッティ氏は日本についても、「民間部門からの投資促進に期待している」と述べた。
また、「エジプトは景気拡大と投資の軌道に乗っている」と付け加えた。日本とエジプトは近年、大エジプト博物館やスエズ運河にかかる平和大橋など、いくつかのプロジェクトで協力している。
アブデルアッティ氏は、「エジプトでは日本人を非常に尊敬している」と強調した。「カイロの主要な高速道路などが故安倍晋三元首相にちなんで名付けられており、今後もウィンウィンの状況に基づく戦略的関係を発展させていく。エジプトへのさらなる投資、日本企業の進出や機会が必要と考えている」