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魚の養殖排水がナツメ果実の重量と栄養素を増加させるという研究結果

調査によると、養殖用水を灌漑したナツメヤシは、果実の重量が26%、長さが17%、直径が13%増加した。(SPA)
調査によると、養殖用水を灌漑したナツメヤシは、果実の重量が26%、長さが17%、直径が13%増加した。(SPA)
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11 Sep 2024 10:09:39 GMT9
11 Sep 2024 10:09:39 GMT9

アラブニュース

リヤド:サウジアラビア環境省は、魚の養殖廃水を利用した革新的な灌漑技術を導入し、王国全体のナツメヤシの生産性を大幅に向上させた。

サウジ国営通信が水曜日に報じたところによると、最近の研究で、この方法は土壌の栄養レベルを高め、ナツメヤシの様々な品質を向上させ、その経済的価値を向上させることが明らかになった。

専門チームによって実施されたこの研究は、「The Impact of Using Fish Farm Wastewater on Palm Production 」と題され、持続可能な農業における画期的なアプローチとして注目されている。

魚の餌の残渣に含まれる栄養素、特にアンモニアは、土壌の健康と作物の収穫を高めるとSPAは述べている。

調査によると、魚の養殖水を灌漑したナツメヤシは、果実の重量が26%、長さが17%、直径が13%増加した。

ナツメヤシの主要栄養素も急増し、糖分は25%、亜鉛は367%、マンガンは112%、銅は9%、カルシウムは15%、リンは42%、鉄は162%増加した。

この研究は、王国の変革戦略に不可欠な、応用農業研究を拡大する国家的イニシアチブを支援するものである。

この研究では、王国の362の養殖場が年間3億8600万立方メートルの廃水を生産していると推定している。これを灌漑に利用することで、地元のデーツの生産量と品質を大幅に向上させることができ、ビジョン2030の持続可能性の目標に合致する。

また、土壌窒素や有機物の強化、合成肥料への依存度の低減、水の保全、農家の収入増加、循環型経済の促進など、経済的なメリットも強調されている。

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