
リヤド:再輸出を含むサウジアラビアの非石油輸出は、前年同月比で7.5%増の275億2000万サウジ・リアル(73億3000万ドル)に達したことが、公式データにより明らかになった。
統計総局によると、同国の非石油輸出額は7月と比較しても8.13%増加した。
これは、原油収入への依存を減らすことを目的としたビジョン2030に沿って、経済の多様化を継続的に推進していることを反映している。
「非石油輸出(再輸出を含む)の輸入に対する割合は、2023年8月の38%から2024年8月には42.5%に増加した。これは、同期間に非石油輸出が7.5%増加し、輸入が3.9%減少したことによるものである」とGASTATは述べた。
非石油輸出品目のトップは化学製品で、前年比9.3%増の非石油輸出総額の25.8%を占めた。プラスチックおよびゴム製品がこれに続き、前年比1%増の非石油輸出総額の23.9%を占めた。
再輸出品の価値も顕著な増加を見せ、8月には前年同月比で18.9%増となった。
しかし、サウジアラビアの総商品輸出は、前年同月比で8月は9.8%減少した。これは主に石油輸出が15.5%減少したことによる。その結果、総輸出に占める石油輸出の割合は、前年同月の75.1%から8月には70.3%に減少した。
世界的な石油市場の安定化を図るため、サウジアラビアは2023年4月に日量50万バレルの減産を実施し、この減産は2024年12月まで継続される予定である。
サウジアラビアの輸出品の最大の輸出先は依然として中国であり、総輸出額の16%に相当する148億3000万サウジ・リアル(SR)が中国に輸出された。その他の主な輸出先は韓国、インド、日本であり、輸出額はそれぞれ89億4000万SR、88億2000万SR、83億SRであった。
一方、サウジアラビアの輸入は8月、前年同月比で3.93%減少し、同国の商品貿易黒字は21%減少した。
ダンマンのキング・アブドゥルアジーズ・シーポートは8月、商品の主な輸入地点となり、輸入額は184億8000万サウジ・リアルで、総輸入量の28.5%を占めた。