




スタッフライター
ドバイ―2020年10月に開かれる「ドバイ万博2020」まであと1年となった日曜(20日)夜、アラブ首長国連邦の各地に大勢の人々が集まり、カウントダウンを盛大に祝った。開催地の首長国であるドバイでは豪華なコンサートが開かれ、シンボルのブルジュ・ハリファが鮮やかなライトプロジェクションで彩られた。
その夜の主役を担ったのは、アメリカのスーパースターであるマライア・キャリー。カリファ、シャンマ・ハムダン、アブリ・アンド・ファンク・ラディウス、ショーケース、Jaysus Zainといった地元のアーチストたちも、パフォーマンスを繰り広げた。さらに、歌手フセイン・アルジャスミがアラビア語の歌を数曲披露し、観客を魅了した。
https://twitter.com/arabnews/status/1185939421763461120?s=20
これらのパフォーマンスは、ドバイ中心部のBurj Parkに設置された仮設ステージで行われた。この間、人々は、世界一高い超高層ビルであるブルジュ・ハリファの美しい眺めを楽しんだ。カウントダウンの際には、アラブ首長国のソーシャルメディアの人気者カリド・アルアメリとボリウッドの女優シュラッダー・カプールが登場して盛り上げた。
そして、ドバイの夜空に花火が3分間にわたって打ち上げられる中、集まった人々は、舞台上にマライア・キャリーが登場するのを待った。
https://twitter.com/arabnews/status/1185956971129769990?s=20
49歳の大スターであるマライア・キャリーは、屋外に設置されたステージの蒸し暑さをものともせず、「エモーション」、「ウィ・ビロング・トゥゲザー」、さらにはモータウン・クラシックの「アイル・ビー・ゼア」などの時代を超えた名曲を歌い上げた。
https://twitter.com/arabnews/status/1185957091292397569?s=20
他の6つの首長国も、カウントダウンを記念し、ルーブル・アブダビ、シャージャのアル・マジャズ・ウォーターフロント、アジュマーン・ミュージアム、ウンム・アル=カイワイン・コーニッシュ、ラス・アル=ハイマのアル=カワシム・コーニッシュ、ジャイラ・フォートなどを舞台に参加自由のアクティビティを行った。
国際協力担当国務大臣兼「ドバイ万博2020」ディレクター・ジェネラルのリーム・アルハシミ氏によれば、これらのイベントは「2020年10月20日からの一生一度の祝祭への出発点になる」という。
さらにアルハシミ氏は、国営首長国通信WAMの取材に対し、「これからの12ヵ月間は、特別な世界万博の成功に向けた総仕上げの期間となる」と述べた。
ルーブル・アブダビは、YouTubeで大人気のサンドラ・サヒのほか、歌手のステフォン・レマール、レイラ・カルダン、エミラティ・トリオを前面に出した催し物を開いた。
シャージャのアル・マジャズ・ウォーターフロントでは、インドのバンドROOH、歌手・ピアニストのクラリタ・デ・キロズ、エジプトのウード奏者ラミ・ザキやその他の地元アーチストがカウントダウンを祝った。
アジュマーン・ミュージアムのイベントでは、アラブのフュージョン・バンド、ポップロック・ミュージシャンであるHydyy、アラブ首長国連邦のソウル歌手であるチャクラム、詩人のストーム・フェルナンデス、アーチストのフマイラ・フセイン、MCのムハンマド・エナダが出演した。
6ヵ月間にわたって開かれる「ドバイ万博2020」は、ドバイ南部の広大で新しい敷地を会場に行われる。公式開幕日は来年10月20日で、主催者側は2500万人の来場者を見込んでいる。