
東京:日本の日経平均株価は序盤の下げを戻し、自動車セクターの上昇に牽引され、水曜日は高値で取引を終えた。ただし、多くの世界市場が連休のため休場となり、個人投資家による割安株の買い戻しが目立った。
日経平均は0.28%下落した後、0.24%上昇し39,130.43で取引を終えた。
自動車セクターは2.9%上昇し、東京証券取引所の33業種別サブインデックスの中で最も好調だった。日経平均上昇率トップの日産自動車は8.66%上昇した。
東証株価指数(TOPIX)も0.24%高の2,733.86で取引を終えた。トヨタ自動車は4.57%上昇し、TOPIXの上昇に最も貢献した。
トヨタ自動車は4.57%高で引けた。「投資信託の株式など、個人投資家による季節的な売りがあった。信金アセットマネジメントの藤原直樹シニアゼネラルマネージャーは、「個人投資家は、投信など季節的な売りもあったが、株式が一定の水準まで下落すると、次のセッションでの上昇に賭けて買い戻した」と語った。
テクノロジー投資家のソフトバンク・グループは1.27%上昇し、日経の最大の支援材料となった。ユニクロを経営するファーストリテイリングは0.26%上昇した。
岡三証券のチーフ・ストラテジスト、松本文夫氏は「年末年始で外国人投資家が不在のため、市場は方向性を見出すのに苦労した」と語った。
「この時期、取引に積極的なのは地元の個人投資家だけだが、外国人投資家が不在で大型株の動きが活発でないときは、積極的なベットをしたがらない」
銀行株は下落し、三菱UFJフィナンシャル・グループは0.44%下落、三井住友フィナンシャルグループは0.56%下落した。
東京証券取引所のプライム市場で取引されている1600以上の銘柄のうち、52%が上昇、44%が下落、3%が横ばいとなった。
ロイター