
香港:米国の金利、関税、中国経済への懸念から、ウォール街が4日連続で下落したことを受け、アジア株式市場は木曜日、ほぼ全面安で2025年の取引を開始した。
株式市場は、人工知能(AI)への期待感、中央銀行による借入コストの引き下げ、ドナルド・トランプ氏の米大統領選勝利などを背景に、2024年は概ね好調に推移した。
ダウ平均株価は13%上昇で1年を終えたが、ハイテク株の比率が高いS&P 500種とナスダックはそれぞれ23%以上、29%近く上昇した。
ドイツのDAXはほぼ20%上昇し、日本の日経平均株価も同様だった。FTSE100は6%近く上昇したが、フランスのCAC40は例外で、2.2%下落した。
ビットコインは120%以上急騰し、10万ドルを突破した。同じ暗号通貨であるイーサリアムは40%以上上昇した。金、コーヒー、ココアは新記録を樹立した。
「例外的な年だった」と、ピクテ・アセット・マネジメントの上級投資顧問、クリストファー・デンビック氏は述べた。
しかし、欧州株式は上昇したものの、新年の休日を前に、米国株式は火曜日に下落した。
ダウ平均は0.1%減、S&P 500は0.4%減、ナスダックは0.9%減となった。
木曜日には、香港と中国の株価は2%以上下落した。東京市場は月曜日まで休場が続く。
シドニーの株価は、米国の株式先物相場が上昇したことを受け、小幅上昇した。
韓国では政治的不透明感が続き、弾劾されたユン・ソク・ヨル前大統領が3日目も逮捕を拒んで居宅に居座っているため、ソウル市場はほぼ動かなかった。
「大韓民国は現在、主権を脅かす内外の勢力と反国家勢力の活動により、危険な状況にある」と、ユン前大統領は声明で述べた。
日本では、米スチール買収を救うため、ホワイトハウスに新たな提案を送ったと報じられた日本製鉄は、コメントを避けた。
ワシントン・ポスト紙やその他の報道機関が報じた後、米スチールの株価は火曜日にニューヨークで14%上昇した。
AFP